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Mar

パウエル議長は年内の利下げを示唆

user 著者 鳥羽賢

6日にFRBパウエル議長が米議会で証言を行った。

証言後は米株高・米ドル安進行

6日に米FRBのパウエル議長が米下院金融サービス委員会で証言を行い「FRBは年内に利下げを行うと予想」と今年中に利下げを開始することを示唆した一方、「利下げは経済の行方次第」と利下げに対し慎重な姿勢も見せた。慎重な姿勢ながら年内の利下げを示唆したことで、発表後はNY株高や米ドル安が進行。NYダウは一時250ドル以上上昇したものの、後半に上げ幅を縮小して75ドル高で終了した。

今日の展望

今日は午後10時15分にユーロ圏の政策金利が発表されます。

日本225(円)

大阪先物が一時40,500円を超える

前日のNYダウは404ドル安で終了したため、6日の日経225平均は305円安の39,792円と40,000円を割ってスタート。6日場中は前場から後場にかけて緩やかな反発が続き、終値は7円安の40,090円だった。しかし夕方以降の先物は急上昇し、大阪の先物は一時40,500円を超えて史上最高値をつけた。なお現在のところ日経225平均とチャート上の日本225(円) には200円ほどのかい離がある。

米ドル/円

円高進行で148円台

6日日中から7日にかけて円高・米ドル安材料が多く出た。6日午前中から正午過ぎにかけて150円に近い水準で推移していたものの、午後になり「3月の日銀会合で少なくとも1人がマイナス金利解除を支持する予定」と報道されると数十銭円高に。さらに夜になってパウエル議長証言の原稿が出たことや、米2月ADP雇用統計が予想を下回ったためさらに円高が進行した。また7日朝以降は東京株の急落とともに一段と円高になり、148円台をつけている。

ビットコイン

1,000万円付近で落ち着く

ビットコインは5日夜に1,030万円まで上昇した後、6日未明に100万円以上急落して一時900万円を割る荒い動きとなった。売りが一巡した後はリバウンド相場となり、6日午前中から正午過ぎにかけて上昇して1,000万円を回復。だがそこでようやく落ち着き、その後は夜から7日未明にかけて970~1,000万円を中心としたレンジでの推移が続いた。(注:チャートは米ドル表記です)

カナダドル/円

加中銀は政策金利を据え置く

カナダドルは6日午前中から正午過ぎまで1加ドル=110円台半ばで推移、そして午後になって日銀のマイナス金利解除に関する報道が伝わると数十銭円高に動いた。午後11時45分にはカナダ中銀が政策金利を発表し、予想通り5%のまま据え置き。しかし同時に発表された声明で今後緩和的スタンスに向かうとの明言がなかったため、発表後は円安に動き110円50銭を超えた。その後は7日日中に東京株が下落すると同時に円高・カナダドル安に動いている。

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