14日に行なわれた4中銀総裁の討論会では特に目立った発言はなかった。
14日の日本時間午後7時から、ドイツのフランクフルトで日米英欧の4大中銀総裁が集まって討論会が開催。しかし為替市場をすぐに動かすような影響力の高い発言は特になかった。日銀黒田総裁は「強力な緩和政策を継続」と発言。一方でFRBのイエレン議長は、FOMCの参加者が不用意に政策に関する見解を発言していることに対し、批判の言葉を述べていた。
今日は午後10時半にアメリカの10月CPIが発表されます。
日本の株式市場は10月から11月9日午前まで急上昇が続いてきた反動で、9日午後以降下落が続いている。この日の日経225平均は前日比38円安の22,342円で寄り付き、その後は上昇して22,500円に乗せ下落は止まるかに思われた。しかし引け間際に急落し、終値は前日比98銭安の22,380円1銭と、1円未満の幅ながら5日連続の下げで終了した。夕方以降の先物の時間はNY株式市場の下げなどのため、日経225先物が22,200円台に下げた。
30日に開催されるOPEC総会で減産措置が延長されるという見通しが高まっているため、前日までNY原油は57ドル付近の高値推移が続いていた。しかしこの日になって、IEA(国際エネルギー機関)が、2017年と18年の世界の原油需要見通しを引き下げ。そのため利益確定売りなどが膨らみ原油価格は14日夜以降に急落し、15日朝までに55ドル近くまで下げた。
ドイツの第3四半期GDPが14日午後4時に発表され、前年同期比で予想の+2.3%に対し結果は+2.8%と好調だった。14日の朝から午後にかけて132円60銭付近で推移していたユーロ/円 は、好調なドイツGDPを受けてその後は上昇。また午後7時に発表されたユーロ圏の第3四半期GDPが予想通りだったことも、ユーロ買い安心感につながった。結局夕方以降は円安・ユーロ高が続き、15日朝までに134円近くに到達。
14日の米ドル/トルコリラは夜まで1米ドル=3.87リラ付近で推移。そして午後11時過ぎに急騰(リラ急落)し、1米ドル=3.91リラになった。この時点で特にリラ売りの材料が出たわけではなく、トルコ情勢の不透明さからリラを売る動きが重なったと思われる。この水準は今年1月以来約10ヶ月ぶりのリラ安水準であり、3.94リラの史上最安値の更新も見えてきている。
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