11日午前4時にアメリカの政策金利が発表される。
9日から米ではFOMCが開催されており、日本時間の11日午前4時に政策金利が発表される。今回は0.25%の利下げが発表されて政策金利が3.5~3.75%にされることがほぼ確実視されており、焦点は同時に発表される声明やその後のパウエル議長の会見で来年の追加利下げについてどの程度の言及があるかに移っている。そのような状況だが9日のNYダウは市場前半にプラス圏で推移していたものの、中盤にマイナス圏に転落してそのまま179ドル安で終了した。
今日の展望
今日は午後11時45分にカナダの政策金利が発表されます。11日午前4時にアメリカの政策金利が発表されます。
前日のNYダウは215ドル安で終了したものの、この日の東京株式市場では日経225平均は96円高の50,677円で寄り付き。しかし寄り後に50,400円台まで下落し、その後は前場から後場にかけて50,500円を挟んで上下。終値は74円高の50,655円だった。夕方以降の先物は円安を材料に上昇し、一時は51,000円を回復。だが10日朝方になると数百円の急落が見られる。
今週のFOMCで利下げ、来週の日銀会合で利上げの見通しが高まっているにも関わらず、基本的な円安基調は解消されていない。9日朝方には1ドル=155円80銭付近だった米ドル/円は、米長期金利高などを材料に日中から円安・米ドル高が進行。そして午後12時には米10月JOLTS求人件数が発表され、予想の715万件を上回る767万件だった。この統計を受けて157円近くまで米ドルが上昇し、10日未明は156円90銭付近に留まった。
今年後半に入ってからFRBの利下げ継続再開見通しや米ドルなどへの不安を受け、金価格が高騰している。そして注目度は金より低いが、同じ貴金属銘柄である銀や白金(プラチナ)も同様に高騰している。9日日中は58ドル付近で推移していたNY銀は、夕方過ぎに小幅上昇。そして米雇用指標が発表された午後12時頃に急騰し、史上初めて60ドルを突破した。その後も上げは止まらず10日午前中には61ドルを超えて上昇している。
米中の政治的対立のあおりを受け、エヌビディア製の半導体はここ数年中国への輸出禁止が問題となっていた。だが9日朝方になって、トランプ大統領がエヌビディア製半導体の中国への輸出再開を決定したとの情報が流れた。8日を185.55ドルで終えていたエヌビディア株は、この情報にも関わらず9日は序盤から軟調な展開となり主に184ドル台で推移。終盤まで目立った上昇はなく、0.3%安の184.97ドルで終了した。
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