3日のNY株式市場は続伸した。
3日夜に米11月ADP雇用統計が発表され、予想の前月比1万人増に反して3万2000人減と減少していた。この統計によって12月の利下げ観測がまた高まり、さらに今週になってトランプ大統領が利下げ派のハセット氏を次期FRB議長の有力候補として紹介して来年以降の利下げ継続見通しも高まった。利下げ材料によってNYダウは序盤から終盤を通して上昇が続き、408ドル高の47,882ドルで終了した。
今日の展望
今日は午後9時にブラジルの第3四半期GDPが発表されます。午後10時半にアメリカの新規失業保険申請件数が発表されます。
週明け1日に日銀植田総裁が12月の会合で利上げを検討すると示唆する発言をしたことで、この日の日経225平均は1,000円近く暴落して終了した。しかし円高が止まったこともあり暴落地合は翌2日以降まで引きずらなかった。3日になると273円高の49,540円で寄り付き。前場に小幅上昇した後昼休み中に先物が買われて後場開始後には50,000円を突破。午後2時頃からは多少反落して終値は561円高の49,864円だった。
植田総裁の利上げ検討発言によって今週1日には一時1ドル=154円台まで円高が進行した米ドル/円は、2日になると156円まで反発した。3日朝方には155円70銭だったレートだが、FRBの次期議長候補にハセット氏が紹介されたことなどを受けこの日も円高・米ドル安が継続。155円台前半で迎えた米11月ADP雇用統計は予想に反して減少だったものの、この統計には大きく反応せず。だが発表数時間後にまた円が上昇して一時は155円に接近した。
3日午前9時半に豪第3四半期GDPが発表され、予想の前年同期比2.2%増に対し発表は2.1%増と予想を下回った。発表前には1豪ドル=102円40銭だった豪ドル/円は、予想を下回るGDPを受けて一旦102円近くまで下落。だが下げは一瞬で終わり午前11時頃までには発表前の水準に戻り、その後は午後から夜まで主に102円40~50銭の狭いレンジ内で推移。4日朝方にはレンジを上方ブレークして上昇した。
今年の冬は気温がかなり低下し暖房需要が増大するとの観測から、最近の天然ガス価格は上昇している。2日夜に100万BTU=5ドルに接近した後反落して3日朝方には4.8ドル台前半だったNY天然ガスは、日中から夜にかけて再度上昇。午後10時頃には2022年暮れ以来3年ぶりに5ドルをつけ、その後も小幅上昇して4日未明には一時5.04ドルをつけた。
この書類に含まれる素材はiFOREXではなく、独立した第3機関により作成されたもので、いかなる場合においても、直接的・間接的、明示的・暗示的にかかわらず、投資に対する助言や、金融商品に関する投資戦略の推奨、提案として解釈すべきものではありません。この書類に含まれる過去の実績や、それに基づくシミュレーションは将来の成果を保障するものではありません。
すべての免責事項はこちらをクリックしてご確認ください。