8
Aug

関税懸念でNYダウは下落

user 著者 鳥羽賢

7日のNYダウは224ドル安だった。

今週に多くの国で関税発動

7日に米国の対日関税が発動され、また今週には多くの他国に対する関税も発動される。この日発表された4-6月期労働生産性などの指標はまずまずだったが、関税懸念を受けてNY株式市場は軟調な展開に。ダウ工業平均は序盤に一時前日比プラス圏に浮上したものの、その後下落し中盤以降はマイナス圏で推移。終値は224ドル高だった。なお8日朝方に「米が関税の大統領令を修正する可能性がある」との情報が流れ株式市場が暴騰している。

今日の展望

今日は午後9時半にカナダの7月雇用統計が発表されます。

日本225(円)

場中に41,000円回復

前日のNYダウは81ドルの小幅高で終了したものの、この日の東証では日経225平均が126円安の40,668円で寄り付き。場中には前場に大きく上昇して41,000円を回復した後、後場になると41,000円付近で安定推移し終値は265円高の41,059円だった。夕方以降の先物は夕方から夜、そして8日未明にかけて41,000円台前半で推移。そして8日朝方に、米が関税を定めた大統領令を修正する可能性があるとの情報が流れたことで暴騰した。

リップル

SECとの裁判が完全終結

米では2020年12月から証券当局のSECとリップルの運営元との裁判が続いてきた。裁判は控訴審に入っていたものの、SECの委員長が仮想通貨に好意的なアトキンス氏に代わったことで和解へ向かい、8日早朝頃についに和解が成立し完全終結との情報が流れた。7日日中は440円付近に留まっていたリップルのレートは、午後7時頃には10円ほど上昇。そして8日早朝に裁判完全終結の情報が流れると、数十円暴騰して500円に接近している。(注:チャートは米ドル表記です)

WTI原油

軟調な動き続き63ドル台

米とロシアの制裁に関する交渉において「進展があった」と伝えられたことで、前日のNY原油は下落し一時63ドル台をつけた。7日午前中に一旦65ドルまで反発したものの、その後は再度緩やかな下げが継続。そして夜頃になって、今後米ロの首脳会談が開催されると発表された。これがまた原油売り材料となりまた64ドルを割り、8日未明から午前中にかけて63ドル台に留まった。

エヌビディア

場中・終値とも最高値更新

7月に世界初の時価総額4兆ドル企業となったエヌビディアだが、その後も上昇の勢いは衰えず今週6日は179.42ドルで終了した。そして始まった7日のNY株式市場では、序盤に一時場中の過去最高値となる183.88ドルまで上昇。この時点で時価総額4兆4000億ドルを大きく超えて4兆5000億ドルに近づいた。しかしその後は緩やかながら下落が続き、終値は0.7%高の180.77ドルだがこちらも最高値となり、時価総額は4兆4000億ドルを維持した。

この書類に含まれる素材はiFOREXではなく、独立した第3機関により作成されたもので、いかなる場合においても、直接的・間接的、明示的・暗示的にかかわらず、投資に対する助言や、金融商品に関する投資戦略の推奨、提案として解釈すべきものではありません。この書類に含まれる過去の実績や、それに基づくシミュレーションは将来の成果を保障するものではありません。
すべての免責事項はこちらをクリックしてご確認ください。

世界の取引チャンスを活かしましょう