週末にはスイスで米中貿易協議が開催される。
週末にはスイスで米中貿易協議が開催される。トランプ大統領は協議に先立って「中国への関税率は80%まで下がる可能性がある」と述べており、何らかの合意に達して米中間の貿易対立が緩和に向かうことが期待される。そのような状況だが9日夜に米経済指標の発表はなく、NY株式市場は材料難な相場に。ダウ工業平均は市場序盤にプラス圏で推移していたものの中盤以降はマイナス圏に沈み、終値は119ドル安だった。
来週月曜の展望
来週月曜は午前8時50分に日本の3月貿易収支が発表されます。
前日に米英が貿易問題で合意したことでリスク選好姿勢が広がり、為替市場では円安が進行。NYダウは254ドル高で終了した。円安とNY株高を受けて9日の東京株式市場では日経225平均が304円高の37,332円で始まり、その後も前場から後場にかけて安心感を受けた買いが継続。終値は580円高の37,503円だった。夕方以降の先物は目立った動きはなく、37,500円を挟んだ上下が続いたまま今週を終えた。
4月上旬に株式とともに暴落した仮想通貨市場だが、中旬以降は反発が続いている。そして特にビットコインは反発が目覚ましく、4月の底値から月末までに20%以上上昇した。8日になっても上昇は止まらず、9日早朝には2月以来約3ヶ月ぶりとなる1,500万円を回復。そして9日日中から夜、10日まで1,500万円付近に留まっている。また米ドル建てでも10万3000ドル付近まで上昇してきた。(注:チャートは米ドル表記です)
米英の貿易合意によってリスク選好姿勢が広がり、8日夜以降は円安が進行して9日早朝には1ドル=146円をつけた。その後数時間は146円付近に留まっていたが、上がり過ぎ感から午前中から午後にかけて米ドルの利益確定売りが入り緩やかな円高が継続。夕方頃に下げ止まり、この日夜は米経済指標の発表もなかったことで145円台前半で横ばいが続いたまま今週を終えた。
カナダドル/円も米ドル/円と同様に8日夜から9日未明にかけて円安・カナダドル高に動き、9日早朝には1加ドル=105円に接近した。そしてそこで円安が止まり、その後は日中から夕方すぎにかけて円高・カナダドル安が進行。午後9時半にはカナダの4月雇用統計が発表され、予想の前月比5000人増に対し発表は7400人増と予想を上回った。しかしこの統計にはあまり反応せず、その後も円高が続き104円に接近した後反発して今週の終値は104円30銭だった。
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