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Dec

週末に多くの政治的材料が出る

user 著者 鳥羽賢

週末にいろいろな政治的材料が出た。

米政府は日本に為替条項を要求か

週末にはいろいろな政治的材料が出た。日本では安倍総理が来年10月の消費税増税を決めたとの報道が流れた。またアメリカ政府は、日本と貿易協議をする際に、通貨安誘導に対して罰則を設ける「為替条項」を要求してくる模様。これが成立するとアベノミクスで円安に誘導することも難しくなるため、日本にとっては飲めない条件となる。

今日の展望今日は午後9時半にアメリカの9月小売売上高が発表されます。

日本225(円)

前日の暴落から反発

前日は915円安と大暴落した日経225平均だが、この日になって多少の反発が見られた。前日のNY株式市場は546ドル安と大幅続落したため、寄り付きは267円安の22,323円と安くスタート。しかしそれ以上の下落は見られず、前場に22,500円台を回復し、後場になっても同じ水準で推移。午後2時以降にもう一段の上昇が見られ、終値は104円高の22,694円だった。

米ドル/円

午後以降下落し111円台

リスク回避の流れから円高が続いている為替市場だが、米ドル/円 [i] は12日にやや上昇し、午前中の112円台前半から午後には半ばに。だがその後はまた円高に転じた。そして夜に発表された米景気指標が予想を下回ったこともあり、夜以降も円高・米ドル安が進行。13日未明には111円台をつけたものの、先週終了までにややリバウンドした。

米ドル/トルコリラ

牧師解放にもリラはそれほど動かず

アメリカとトルコの関係悪化の一因となっていたアメリカ人牧師の問題だが、13日についに解放され、牧師はアメリカに帰国した。しかし牧師の解放にも関わらず、トルコリラはそれほど上昇せず。リスク回避の米ドル売りによって米ドル/トルコリラは最近やや下がり、12日朝から夜まで1米ドル=5.9リラ付近で推移。週末に牧師解放のニュースが流れたにも関わらず、週明けは5.89~5.9リラと先週金曜とほぼ同じ水準から始まっている。

WTI原油

米によるサウジへの制裁検討で週明け上昇

世界同時株安は先物市場にもリスク回避の流れを広げさせ、先週は原油安が続き12日朝には71ドル台にあった。その後日中から夜、そして13日未明にかけ、71ドル付近で小動きのまま先週を終了。だが週末になって、サウジアラビア出身の記者が行方不明となっている件で、アメリカがサウジに制裁を検討していると報じられた。米サウジ関係悪化による原油生産への悪影響を懸念し、週明けの原油は上昇し72ドル台をつけている。

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