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28
Jan

週明けも株式市場は堅調

user 著者 鳥羽賢

今週になっても株式市場の堅調な動きが続いた。

日米ともに最高値を更新

先週は株式市場で堅調な動きが続き、日経225平均は21年ぶりに21,000円をつけた。そして株式市場の好調な動きは週明け16日になっても続き、日経225平均は今年の最高値を再び更新。またアメリカではダウ工業平均などが史上最高値を更新した。ただし為替市場の方は必ずしも円安に動いたわけではなく、通貨によってまちまちだった。

今日の展望

今日は午後6時にユーロ圏の9月消費者物価指数が発表されます。

日本225(円)

続伸し今年の最高値を更新

先週の金曜に21年ぶりに21,000円を回復して上昇の勢いが止まらない日経225平均は、16日になっても続伸。寄り付きは66円高の21,221円とすでに今年の最高値を更新した。その後前場にさらに上昇し21,300円を突破。後場になって上昇は一服したものの、21,200円台を維持し終値は100円高の21,255円だった。夕方以降の先物の時間はNY株高などを受け、日経225先物が一時21,400円近くまで上昇した。

米ドル/円

午前中に下落も夜以降に持ち直す

朝方は112円付近にあった16日の米ドル/円だが、北朝鮮の地政学的リスクやオーストリアの総選挙を受けた欧州の不安定化懸念などから午前中に111円台まで下落。その後午後から夜にかけて111円台に留まった。しかし17日未明になって、アメリカと北朝鮮が交渉を行なう用意があるとの報道が流れ、緊張緩和を期待して112円台にリバウンドした。

WTI原油

イラク情勢をめぐる報道で上下

イラクではクルド人がイラクからの独立を問う住民投票を行ない、賛成多数となっていた。そのためにイラク地域での地政学的リスクが高まり、原油価格に影響が出ている。今週になってイラク政府がクルド人支配地域で油田があるキルクークに軍を派遣したとの情報が流れ、その報道を受けて原油生産への懸念から16日の原油は一時52ドル台に上昇。しかしその後はキルクークでの原油生産には影響がないとの報道から51ドル台に反落した。

米利上げ期待を受けて下げる

週末にFRBボストン連銀のローゼングレン総裁が、インタビューで「今年12月の利上げは適切」と発言。FRBの利上げ期待を受けて金利を生まない資産である金の相対的価値は下がった。また先週まで2週間ほど上昇してきたことから、NY金 [i] は16日夜以降に利益確定の売りが拡大。朝方から夜にかけて1,305ドル付近で推移していた金は、17日未明に10ドルほど下落した。

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