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24
Jan

週明けも株式市場は不安定

user 著者 鳥羽賢

週明けになっても株式市場は不安定な状態が続いている。

NYダウは一時500ドル下落

米中間の対立激化懸念が高まっていることから、今週になっても株式市場は不安定な状態が続いている。週明けのNY株式市場では前半に大きく下落し、ダウ工業平均が4月以来となる23,800ドル台をつけ、一時は下落幅が500ドルを超えた。しかし後半になると下がり過ぎ感から買い戻しが多く入り、最終的には34ドル高と前日終値を上回って終了。先週は3営業日で1,400ドル以上下げる暴落となったが、4営業日ぶりにプラスになった。

今日の展望

今日は午後10時半にアメリカの11月PPIが発表されます。

日本225(円)

環境悪化で大幅安

先週金曜のNY株式市場でダウが559ドル安と暴落したことから、週明け月曜の東京市場も軟調。日経225平均は359円安の21,319円で寄り付いて始まった。その後もリバウンドに力はなく、前場から後場にかけて21,200円台でパッとしない展開が継続。一時は21,100円台まで下がり、終値は459円安の21,219円だった。夕方以降の先物はNY株が前半大きくさげたため、一時は21,000円を割ったがその後切り返した。

ポンド/円

EU離脱案の採決延期でポンド急落

英議会は11日にEU離脱案の承認に関する採決を行う予定だった。しかし10日になって、反対者が多く可決が見通せないことからメイ首相が突然採決の延期を発表。10日朝に143円台前半にあったポンド/円は、夜にはEU離脱問題への懸念から下落し142円台後半に。そして11日午前1時頃に議会での採決延期が発表されると、EU離脱問題で混乱するとの懸念が高まり141円台まで下落し約4ヶ月ぶりのポンド安値となった。

WTI原油

減産遵守への懸念が残る

産油国が来年以降は日量120万バレルの減産を行うことで合意したため、先週金曜にはNY原油が一時54ドルまで上昇したが、その後52ドル台まで下落して週を終えた。そして週明けも52ドル台からスタートしたものの、産油国が減産の規定を遵守するかどうかの懸念が一部で高まり、日中から夜まで原油は緩やかに下落。NY株式市場の下落もあり、11日未明には51ドルを割って50ドル台になった。

米ドル/円

終日米ドル高が進行

株式市場ではリスク回避の売りが続いているが、10日の為替市場では円安・米ドル高が進行した。米ドル高になった理由は米長期金利がこの日はやや上昇したことや、ポンドなど他通貨が米ドルに対して売られ米ドルの相対的価値が高まったことがある。10日朝には112円台前半にあったレートは、日中から夜にかけて上昇。NY株式市場が一時大きく下げても米ドル高は止まらず、11日未明には113円台前半になった。

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