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Jun

週明けのNYダウはほぼ変動なしで終了

user 著者 鳥羽賢

9日のNYダウはわずか1ドル安で終了した。

材料難な1日のまま終了

先週発表された米5月雇用統計が予想を上回ったことで米経済に対する楽観的な見方が広がったものの、週明け9日は先週終盤の堅調な地合は残らなかった。この日は重要な米経済指標の発表もなく、NY株式市場は材料難な1日に。ダウ工業平均は前半に先週終値より200ドルほど下落した後、後半には切り返したものの終盤に再度下げて終値はわずか1ドル安だった。

今日の展望

今日は午後3時にイギリスの5月失業率が発表されます。

日本225(円)

38,000円台を固める

すでに述べたように先週金曜夜に発表された米5月雇用統計が予想を上回ったことで、発表後は日経225先物が上昇して38,000円付近で先週を終えた。週明け9日の午前8時50分に日本の第1四半期GDP改定値が発表され、予想よりマイナス幅が小さかった。この統計がこの日の株式市場にとって好材料となり、日経225平均は287円高の38,028円で寄り付き。場中は前場から後場にかけて38,100円付近で推移し、終値は347円高の38,088円だった。

WTI原油

2ヶ月ぶりの65ドル

先週金曜に発表された米5月雇用統計が予想を上回ったため、発表後は原油需要増大観測から原油が急騰して先週を64ドル台半ばで終えた。週明けもほぼ同じ水準から始まり、日中は米国がまだ日曜のため材料がなく64ドル台半ばで推移。しかし夕方頃から上昇し、65ドルを超えてもまだ止まらず10日早朝には4月前半以来2ヶ月ぶりの高値となる65ドル台半ばをつけた。

米ドル/円

144円台で上下

米5月雇用統計の発表後は米経済への期待から円安・米ドル高が進行し、一時は1ドル=145円をつけた後144円80銭付近で先週を終えた。そして週明け9日の朝方には日本の第1四半期GDP改定値が発表され、予想の前期比年率0.7%減に対し発表は0.2%減とマイナス幅が小さかった。この統計が円買い材料となり日中は円高が進行して午後6時頃には144円をつけたが、その後反転して10日朝まで144円台での上下が続いた。

ビットコイン

11万ドルを回復

ビットコインは先週6日朝時点では1,450万円だったものの、6日日中に大きく上昇して1,500万円を回復。他の金融市場が取引を中断している7日土曜から8日日曜にかけては1,520~30万円に留まり、9日日中もあまり動かなかった。だが9日夕方頃から再度大きく上昇し、10日未明になっても止まらず早朝には1,590万円をつけた。また米ドル建てでは10日早朝の急騰で節目の11万ドルを回復した。(注:チャートは米ドル表記です)

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