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28
Jan

週明けの金融市場は落ち着いた動き

user 著者 鳥羽賢

週明け17日の金融市場は円高・株安の動きが一服。

これから米大手企業の決算発表が本格化

グッドフライデーで欧米の多くの国が休場していた14日が終わり、新しい週が始まった。17日もイースターのため欧州各国は休場の国が多かったものの、アメリカ市場は取引が行われていた。週末にはトルコの国民投票という波乱要因もあったが、金融市場への影響は限定的で17日は全体的に落ち着いた動きに。アメリカではこれから大手企業の1~3月期決算発表が本格化し、17日は決算への期待からNY株式市場が大幅反発した。

今日の展望

今日は午後9時半にアメリカの3月住宅着工件数が発表されます。

日本225(円)

安寄り後反発

先週からのリスク回避の流れが17日朝も継続し、日経225平均の寄り付きは前日比96円安の18,239円と振るわないスタート。そして今年の最安値を更新した。しかし午前11時に発表された中国の1~3月期GDPが予想より0.1ポイント高い数字だったこともあり、発表後には地合が改善。後場には前日比プラス圏に転換し、終値は20円高の18,355円だった。夕方以降の先物の時間は円安やNY株高を受け、日経225先物が18,400円台に上昇。

米ドル/円

米財務長官の発言で米ドル高

トランプ大統領の米ドル高けん制発言や地政学的リスクのため、週明けの米ドル/円は低く始まり108円台を割るかに思われた。その後は夜まで108円台前半を中心に推移。しかし18日未明になって、ムニューチン米財務長官が英紙で「ドル高は長期的に見れば良いこと」と発言。この発言を受けて円安・米ドル高の動きになり、18日朝までに109円台を回復した。

1,300ドル目前から反落

「有事の金買い」によって先週は金の上昇が続き、先週終了時点で1,280ドル台に到達。そして週明けはトルコの国民投票の結果などから、1,290ドル台で始まった。この水準は昨年11月の米大統領選前の水準で、「トランプ相場」で下がってきた金は選挙前の状態まで戻ったことになる。だがその後は為替市場で米ドルが上昇したこともあり、金は下落し18日朝までに1,280ドル台に後退。

米ドル/トルコリラ

リラは一旦上昇後下落

16日にトルコで国民投票が行われ、大統領権限を拡大するための憲法改正に対し賛成派が51.5%の過半数となって勝利した。この結果を受けて朝方はリラがやや上昇し、1米ドル=3.63リラ台で今週をスタート。しかしその後はトルコの将来に対する不安が広がり、米ドル高・リラ安が進行。米ドルの堅調な地合もあり、18日朝には1米ドル=3.7リラに到達した。

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