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28
Jan

週明けの金融市場はまちまち

user 著者 鳥羽賢

週明け20日の金融市場は動きがまちまちだった。

ドイツの政局混迷もユーロは比較的平穏

週明け20日の金融市場の動きは、市場や商品によってまちまちだった。ドイツではメルケル首相の率いる与党が連立政権の樹立に失敗したと発表。今後のドイツで政局の混迷が深まる懸念が高まったが、ユーロのレートにそれほど大きな影響は見られないまま。またNY株式市場は米経済指標が良好だったことや税制改革法案成立への期待の高まりなどから上昇した。

今日の展望

22日の午前8時からFRBのイエレン議長が講演を行ないます。

日本225(円)

円高を受け続落

先週終了間際の為替市場で、円高・米ドル安が進行し一時は111円台をつけて終了。円高を受けて20日の国内株式市場は軟調な展開となった。日経225平均は117円安の22,279円で寄り付き、その後前場には一時22,400円台をつけたが後場には反落し、終値は135円安の22,261円だった。夕方以降の先物の時間はNY株高や円安などから、日経225平均が22,500円台まで上昇。

米ドル/円

米長期金利上昇などから米ドル高

すでに述べたように、先週終了前の為替市場では米ドル/円が一時111円台に。そして今週が始まってからも、20日夕方頃までは112円付近で推移していた。しかし夕方以降になると、米長期金利が上昇してきたことで米ドル高が進行。またアメリカでは税制改革法案に賛同する議員が数名増えたという報道があり、これが米ドル買いをさらに後押しした。結局21日朝までには112円台を回復している。

WTI原油

米ドル高を受けて下落

市場の関心が30日のOPEC総会に移る中、先週金曜はサウジのエネルギー相の発言からNY原油が56ドル台に上昇。そして週明け20日も朝から夕方頃まで56ドル台に留まった。しかし夕方以降に為替市場で米ドル高が進行したことから、NY市場の原油には割高感が高まり売りが優勢な展開に。一時は55ドル台に下がったものの、21日朝にかけて反騰した。

ユーロ/円

ドイツ政局を材料に一時下落も反騰

132円台前半で先週を終えたユーロ/円だが、週末にドイツで連立政権樹立が失敗したとの情報が流れ、週明けは急落。午前中に1円ほど円高・ユーロ安になり、131円台前半をつけた。その後夕方頃まで131円台で推移していたが、夕方以降は円安・米ドル高が進行したこともありユーロでも買い戻しが進行。結局夜には132円台前半に戻る「行って来い」の動きで終わった。

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