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週明けの株式市場は比較的平穏

user 著者 鳥羽賢

週明け9日の株式市場は比較的平穏だった。

市場は12日の政策金利待ちか

先週金曜は好調な米11月雇用統計の数字を受け、NYダウが337ドル高と大幅上昇して終了。しかし週明け9日になると特に目立った買い材料もなく、株式市場を初め金融市場は比較的動きが少なかった。今週は12日木曜にアメリカの他にユーロ圏やスイスも政策金利発表を予定しており、金利発表まで様子見ムードになっていると思われる。

今日の展望今日は午後6時半にイギリスの10月GDPが発表されます。

日本225(円)

朝方に利益確定売り

すでに述べたように、先週金曜のNYダウは337ドル高と高騰。そのまま週明けの日経225平均も190円高の23,544円でスタートし、高値ベースでの今年の最高値更新もありえるかも思われた。しかし開始直後に利益確定売りがまとまって出て、23,400円付近まで下落。その後も前場から後場まで23,400円台前半で推移し、終値は76円高の23,430円だった。夕方以降の先物も大きな動きが見られず、10日朝まで23,400円付近で横ばい。

カナダドル/円

米との協定合意が近いとの報道で上昇

カナダドル/円は81円90銭から今週をスタートし、9日夕方まで大きな動きはなかった。午後10時過ぎにはカナダの11月住宅着工件数と10月住宅建設許可件数が発表され、どちらも予想下回る内容だったがこれらの指標には反応せず。その後米高官から「メキシコ・カナダとの貿易協定で議会の合意が近い」と発言があり、この報道がカナダドル買い材料となり20~30銭上昇。その後は10日朝まで82円10銭付近に留まった。

WTI原油

減産拡大後の買いは続かず

先週金曜には産油国が減産幅の拡大で合意、この合意発表を受けNY原油は一時60ドル近くまで上昇した。週明け朝は59ドル付近にあったが、週末に発表された中国の貿易統計が予想を下回る数字だったために原油需要に対する懸念が出たことなどから、朝方から夕方にかけ緩やかに下落。だが米高官から米・メキシコ・カナダ協定の議会合意が近いとの発言があると、これが買い材料となりまた59ドル付近に戻ってきた。

米ドル/メキシコペソ

カナダドルと同様に上昇

1米ドル=19.25ペソから今週をスタートした米ドル/メキシコペソは、そのまま夜まで目立った材料なく横ばい。午後9時にはメキシコの11月CPIが発表され、予想の前月比+0.83%に対し発表は+0.81%とわずかに下回った。この発表後は多少米ドル高・ペソ安が進行。しかしその後に米高官からメキシコ・カナダとの協定の議会合意が近いとの発言があると、ペソは上昇し19.23ペソ付近になり、その水準で10日朝まで推移。

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