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28
Jan

英首相の演説で市場が乱高下

user 著者 鳥羽賢

17日に英首相がEU離脱に関する基本方針を説明した。

英首相の演説前後に金融市場が乱高下

17日にイギリスのメイ首相がEU離脱についての基本方針を説明。EUの単一市場へのアクセスを残すことよりも、EU離脱を優先させるという方向性を述べた。イギリスはEU離脱によって単一市場へのアクセスを失うことが懸念されていたため、演説の前後でポンドが大きく変動。また金など他の金融商品もメイ首相の演説前後で乱高下した。

今日の展望

今日は午後7時にユーロ圏の12月CPIが発表されます。午後10時半にアメリカの12月CPIが発表されます。

日本225(円)

19,000円を大きく割る

国内株式市場では先週のトランプ新大統領の会見以来「トランプ相場」の巻き戻しが続いており、17日もその流れが止まらなかった。前日比57円安の19,038円で寄り付いた日経225平均は、前場にすでに18,800円台まで下落。一旦は切り返したものの、後場になるとまた下がり終値は272円安の18,813円だった。日経225平均が19,000円を大きく割り込んだのは、12月上旬以来。

ポンド/円

メイ首相の演説でポンド急騰

すでに述べたように、17日にイギリスのメイ首相が就任後初めてEU離脱に関する基本方針を表明する演説を行った。その中でメイ首相は単一市場へのアクセスよりも離脱を優先すると明言。最近英EU離脱への懸念から下落が続いていたポンドだが、17日のポンド/円はメイ首相の演説前まで137円台前半で推移。しかし演説が行われるとEU離脱に関する不透明さが払拭されたため、139円台後半まで2円以上急騰した。

米ドル/円

米ドル売りが続き112円台

先週のトランプ新大統領の会見以来続く米ドル売りはこの日も継続。朝方は114円前後にあった米ドル/円は、特に午後になって以降円高・米ドル安の動きが目立ち、メイ首相の演説前には一時112円台まで下落。メイ首相の演説が行われるとポンド高とともに米ドルもやや上昇し、113円台まで切り返した。しかし上昇は一瞬でその後はまた米ドル売りになり、18日未明は112円台を中心に推移。

天然ガス

気温上昇予想で下落

アメリカで来月以降は温暖な気候が続くとの予報が流れたため、17日のNY天然ガスは売りが優勢。17日日中には100万BTU=350セント付近にあった価格が、18日未明には330セント台まで下落した。先週には気温低下予想で上昇したこともあり、天気の予報に左右される相場が続いている。

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