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24
Jan

米IT企業決算への期待が膨らむ

user 著者 鳥羽賢

今後米IT企業の決算発表ラッシュになる。

NASDAQは史上最高値を更新

アメリカでは大手企業の4~6月期決算発表シーズンに入っており、大手IT企業も今後2~3週間以内に決算を発表する。IT企業は全体的に好調な数字が出ると期待されており、その期待を受けて12日のNY株式市場はIT株が軒並み好調。マイクロソフト株は2.2%上昇し、時価総額が8,000億ドルを超えた。またNASDAQ総合指数は史上最高値を更新した。

今日の展望

今日は午後11時にアメリカの7月ミシガン大学消費者態度指数が発表されます。

日本225(円)

円安進行で上昇

前日は早朝に米による対中追加関税の用意が報道され、日本の株式市場も下落。そして前日夜のNY株式市場も大きく下げた。しかし為替が円安に動いていることから、この日の東京株はむしろ上昇。日経225平均は104円高の22,036円で寄り付き、その後も前場から後場まで22,000円超えで推移。終値は255円高の22,187円だった。夕方以降の先物は円安やNY株高を受け、22,300円台まで上昇した。

米ドル/円

1月以来の112円台後半

米企業業績への期待感や米金利の先高感などから、この日も米ドルの上昇が継続。朝方に112円台前半にあった米ドル/円は、夜までに112円台半ばに上昇。夜9時半には米6月CPIが発表され、前月比では予想を下回る+0.1%だった。しかし前年同月比では予想通りだったこともあり、この統計にも米ドルは下がらず。13日未明にも小幅上昇し、朝までに112円台後半をつけた。

WTI原油

リビア油田再開で一時70ドル割れ

これまで操業を停止していたリビアの油田2ヶ所が、12日になって再開すると発表された。前日にはリビアの4ヶ所の輸出港が再開したこともあり、これらの材料から12日のNY原油は続落。12日朝には70ドル台後半にあった価格が、夜には一時70ドルを割った。しかし国際エネルギー機関(IEA)がこの日発行した月報で、世界の原油増産能力にあまり余裕がないと示すと、ややリバウンドして70ドルを回復した。

米ドル高にも関わらず上昇

米ドルと反対に動くことが多い金だが、この日はそのセオリー通りには動かなかった。為替市場では米ドルの上昇が続き、米金利の先高感も根強いものの、NY株式市場が上昇したこともありリスク選好の金買いが拡大。12日朝には1,240ドル台前半にあったNY金は、その後小幅ながら上昇し13日朝までに1,240ドル台後半をつけた。

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