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Oct

米ADP雇用統計は予想を上回る

user 著者 鳥羽賢

2日夜に発表された米9月ADP雇用統計は14万3000人だった。

NY株には大きな動きなし

2日午後9時15分に米9月ADP雇用統計が発表され、予想の前月比12万人増に対し発表は14万3000人増と予想を上回った。しかしこの統計はこの日のNY株式市場にとって大きな材料にならず、ダウ工業平均は序盤から前日終値付近で動きのない相場が継続。終値は39ドルの小幅高だった。一方日本では2日夕方過ぎに石破総理が日銀の追加利上げをけん制する発言を行ったため、その後急激な円安が進行している。

今日の展望

今日は午後11時にアメリカの9月ISM非製造業景況指数が発表されます。

日本225(円)

先物が大幅上昇

前日のNYダウは中東情勢の悪化懸念によって173ドル安で終了し、その流れからこの日の日経225平均は515円安の38,136円で寄り付き。前場は38,000円台で持ちこたえていたものの後場になって売りがさらに増え、一時は37,600円台をつけつつ終値は843円安37,808円だった。夕方以降の先物はしばらく緩やかな上げが続いたが、午後7時頃に石破総理が利上げけん制発言をするとその後円安とともに急上昇。

米ドル/円

石破発言で3円近く円安

米ドル/円は2日朝方には1ドル=143円台後半だったが、日中には緩やかな円安が続き夕方頃までに144円を超えた。そして午後7時過ぎには石破総理が日銀植田総裁との会談後の会見で「追加利上げをする環境にはない」と発言。この発言で日銀の追加利上げ観測が大きく後退し、その後は3日未明にかけて急激な円安が進行。3日朝方には一時147円台をつけた。

ユーロ/円

ユーロ圏インフレ指標には反応薄

ユーロ/円は2日朝方の1ユーロ=159円から、夕方頃までに159円50銭まで上昇。午後6時にはユーロ圏の9月消費者物価指数が発表され、予想通りの前年同月比+2.7%だった。この統計は予想通りのためユーロのレートは大きく反応せず。そして午後7時過ぎに石破総理が利上げけん制発言をすると、他のクロス円と同様にその後円安が進行して3日朝には162円を超えた。

ココア

続落し7,000ドルを割る

今年前半には暴騰して一時1トン=10,000ドルも超えたココア価格だが、今週になって価格高騰により世界の需要が減退するとの観測から下げが続いている。1日を7,100ドル付近で終えたNYココアは、2日も小幅ながら続落。場中に一時7,000ドルを割って約1ヶ月ぶりの安値をつけた。

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