3日夜は米9月雇用統計が発表される予定だが延期へ。
3日午後9時半に米9月雇用統計が発表される予定になっているものの、1日から米政府機関が閉鎖されているために発表は延期となる可能性が高まっている。そのような状況だが2日夜は重要な米経済指標の発表はなく、米政府機関は継続しているがNY株式市場は大きく崩れず。ダウ工業平均は前日終値を挟んで細かい上下が続いた末に78ドル高で終了し、今週3度目の史上最高値更新となった。
今日の展望
今日は午後6時にユーロ圏の8月卸売物価指数が発表されます。午後6時40分からECBのラガルド総裁が発言をします。
米政府機関の閉鎖懸念が高まったために1日の日経225平均382円安と下落。しかし同日のNYダウは43ドルの小幅高で終了し、為替市場も円高が一服したことから2日の東証はリバウンド相場に。日経225平均は186円高の44,736円で寄り付き、直後に数百円急上昇して45,000円を回復。高値を維持することはできず前場中に寄り値より低い水準まで下落したものの、後場になると再度上昇する不安定な動きが続いた末に終値は386円高の44,936円だった。
今週になってから米政府機関の閉鎖を材料として為替市場では円高・米ドル安が進行しており、1日夜には一時1ドル=146円台後半をつけた。だが2日朝方以降は円高も一服し、日中は147円~同30銭付近で推移。午後から夕方にかけて再度円高に動き146円台をつけたものの、数時間後に反発して147円台を回復。3日未明は再度147円台前半に留まった。
今年3月には11,000ドルまで上昇したNYココアだが、そこを天井にその後は長期的に下落。特に8月後半以降は下げ足を速めている。そして今週になって、西アフリカの生産国であるガーナとコートジボワールで、政府がカカオ豆農家への補助金を増額するとの情報が流れた。これが今後の供給増加見通しにつながり、2日のNY先物市場では序盤から大幅下落。一時は約1年半ぶりの安値となる6,420ドルをつけた。
テスラが2日のNY株式市場開始前に7~9月の世界販売台数を発表し、前年同期比7%増だった。しかしこれは米政府による税制優遇措置廃止前の駆け込み購入と見られ、今後の販売台数減少懸念が高まった。前日を459.46ドルで終了したテスラ株は、2日は開始直後に一瞬だけプラス圏に浮上したがその後は序盤から終盤まで一貫して下落。5.1%安の436ドルで終了した。
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