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Dec

米雇用統計は予想をかなり上回る

user 著者 鳥羽賢

6日夜に米11月雇用統計が発表された。

好調な数字受けNY株式市場は大幅高

6日の午後10時半に米11月雇用統計が発表され、予想の前月比18万人増に対し発表は26万6000人増と予想を大きく上回った。また前月の数字が12万8000人から15万6000人に上方修正された。最近は予想を下回る結果が多かった米経済指標だが雇用統計が好調な数字だったことで、6日のNY株式市場は買いが殺到。ダウ工業平均は337ドルも上昇し28,000ドルを回復した。

来週月曜の展望来週月曜は午前8時50分に日本の第3四半期GDP改定値が発表されます。

日本225(円)

米雇用統計発表後に先物急騰

前日のNYダウは28ドル高と小幅高で終了。そのためこの日の日経225平均は前日比47円高の23,347円からスタートした。しかし場中になると特に材料がなく、23,350円付近であまり動かない展開が継続。終値は54円高の23,354円と寄り値とほぼ同じだった。その後午後10時半には米雇用統計が発表され、好調な数字が出ると発表直後に日経225先物が23,500円台まで急騰。そのまま7日朝まで23,500円台に留まった。

米ドル/円

雇用統計後の上昇幅が消える

6日朝に108円70銭付近にあった米ドル/円は、日中から夕方過ぎにかけて緩やかに下落し雇用統計発表前には108円55~60銭に。そして好調な雇用統計が発表されると、セオリー通りに108円90銭まで急騰した。だがその後米高官が、「大統領は中国との合意に署名する用意はできていない」と発言。米中貿易戦争懸念がまた高まり、7日未明には米ドル安が続き雇用統計発表前の水準まで下がって今週を終えた。

ポンド/円

夕方の下げは利益確定売りか

ポンド/円は8月以来上昇が続き、5日には5月以来の143円台をつけた。6日朝方から夕方まで143円付近をキープした後、夕方過ぎにまとまった売りがあり142円50銭まで下落。この時間に特に目立った売り材料はなかったが、最近の上がり過ぎから利益確定売りが出たと思われる。その後は米雇用統計発表後に20~30銭上昇し、米高官の発言によって40~50銭下がったが基本的には142円台で上下したのみだった。

WTI原油

OPECが協調減産拡大を発表

NY原油は6日日中には特に動きがなく、58ドル台で横ばい。その後夜に57ドル台まで小幅下落した。そして午後11時過ぎに、OPECと非OPEC産油国がウィーンで開催していた閣僚級会合が終わり、協調減産幅を日量50万バレル拡大することで合意したと発表。これが原油にとって買い材料となり発表後に一時60ドル近くまで上昇したものの、その後は反落し7日未明には59ドル付近に戻り今週を終えた。

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