8日夜に米と英が貿易問題で合意に達した。
8日夜に、米と英が貿易問題で合意に達したと発表。合意の内容は英が米製品の通関手続きを迅速化し、英から米に輸出される自動車の関税の一部を25%から10%に引き下げるなど。この合意を受けて今後の米の他国との通商交渉にも楽観的な見方が広がり、この日のNY株式市場は全面高相場に。ダウ工業平均は一時上げ幅が600ドルを超えたものの終盤に下落し、254ドル高で終了した。
今日の展望
今日は午後9時半にカナダの4月雇用統計が発表されます。
連休明けの東京株は堅調な地合が続いている。前日のNYダウは285ドル高で終了した後、8日の日経225平均は84円高の36,863円で寄り付き。前場に一時36,600円台まで下げたもののすぐに回復し、後場になると主に36,900円付近で推移。終値は149円高の36,928円だった。夕方以降の先物は米英貿易合意などを受けて大幅高相場となり、37,000円を大きく超えて一時は37,600円台をつけた。
米ドル/円は8日午前中は1ドル=143円台後半で推移。しかしその後トランプ大統領が「(日本時間の8日午後11時に)貿易問題について重要な発表をする」と述べたことで楽観的ムードが広がり、144円台後半まで円安・米ドル高が進行。そして午後11時に米英貿易合意が発表されたことで、一段と円安に動き4月10日以来約1ヶ月ぶりの146円をつけた。
米ドルと反対に動くことが多い金だが、この日はそのセオリー通りに動いた。NY金は8日朝方に小幅上昇して一旦3,400ドルをつけたが、その後はトランプ大統領が8日夜に行う発表への期待でリスク選好ムードが広がりの午前中から正午過ぎまで下落。午後から夕方過ぎには下げ止まったものの、午後11時に米英貿易合意が発表されるとまた売られて3,300ドルを割った。
英政策金利発表前となった8日日中のポンド/円は、トランプ大統領の述べた発表への期待で円安が進行し朝方に1ポンド=191円台前半から午後8時の政策金利発表前までには192円台後半になった。そして発表された内容は予想通り0.25%の利下げで金利は4.25%だったが、据え置きを主張した委員もいたことから発表後は円安・ポンド高に動いた。さらに午後11時の米英貿易合意発表もポンド買い材料となり、9日未明には一時193円50銭をつけた。
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