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Nov

米経済指標は低調もNY株上昇

user 著者 鳥羽賢

12日夜に発表された米経済指標は低調だった。

ダウは4日ぶりの上昇

12日午後12時に米11月ミシガン大学消費者態度指数が発表され、予想の72.4に対し発表は66.8と2011年11月以来ちょうど10年ぶりの低調な数字となった。低調な理由は米でインフレが進行し消費者の家計に対する圧迫感が強まったためと見られる。発表された経済指標は低調だったものの、株式市場は崩れず序盤から堅調な動きが継続。ダウ工業平均は179ドル高と4日ぶりに上昇して終わり、S&P500指数とNASDAQ総合指数も上昇した。

来週月曜の展望

来週月曜は午前8時50分に日本の第3四半期GDPが発表されます。

日本225(円)

寄り直後に大幅高

前日のNYダウは158ドル安で終了し、日経225平均は前日終値より104円高い29,381円で寄り付いた。しかし朝方に米長期金利が急騰すると同時に円安が進行、それによって先物も含めて株式が多く買われ、寄り直後に29,600円付近まで上昇。その後は前場から後場にかけて29,600円付近で推移し、終値は332円高の29,609円だった。夕方以降の先物はしばらくの間動きがなかったが、日付が13日に変わる頃に100円ほど上昇した。

米ドル/トルコリラ

1ドル=10リラを突破

来週18日のトルコ政策金利発表で追加利下げが予想されているため、リラの下落が続いている。ここ数日節目の1ドル=10リラを試したがなかなか越えなかった米ドル/トルコリラは、12日午前中に米ドル高・リラ安が続き正午頃についに10リラを突破。午後になって一旦リラ高に動いたものの夕方以降はまたリラ安が続き、今週の終値は10.03リラ付近だった。またトルコリラ/円も夕方以降下落し、一時は史上最安値の11円30銭台をつけた。

小麦

ロシア輸出抑制などで続伸

夏以降米やカナダの穀倉地帯で悪天候が続いているため、10月以降に小麦価格が上昇し11日には2012年以来の1ブッシェル=8ドルをつけた。そして12日になるとロシアが輸出を規制するとの情報が流れ、それが小麦価格を下支えする材料となった。12日は終日8ドル超の水準で推移し、終了間際に前日の高値をわずかながら更新した。

テスラ

マスクCEO売却済の報で下げる

最近になってテスラのイーロン・マスクCEOがTwitter「テスラ株を売るべきか?」の投票を実施し、賛成多数となった。そして12日になると、約束通りマスク氏がテスラ株約57億ドル(約6,500億円)分を今週中に売却済と発表。11日を1,063.51ドルで終えた同社の株は、大量売却の報を受けて12日は序盤から軟調な展開が継続。終値は2.8%安の1,033.42ドルだった。

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