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16
Nov

米経済指標は予想を上回るもNY株低調

user 著者 鳥羽賢

15日に発表された米経済指標は予想を上回った。

序盤上昇したNY株はその後下げる

15日の午後10時半に米NY連銀製造業景気指数が発表され、予想の22.0に対し発表は30.9と予想を上回った。この指標を受けて15日序盤のNY株式市場は上昇。ダウ工業平均は一時100ドル以上高となったが、その後は高値警戒感による利益確定売りなどが増えて中盤から終盤にかけて緩やかな下落が継続。終値は13ドル安だった。なお日本時間の16日午前中には、米の1兆ドル規模のインフラ投資法案にバイデン大統領が署名し成立した。

今日の展望

今日は午後7時にユーロ圏の第3四半期GDPが発表されます。午後10時半にアメリカの10月小売売上高が発表されます。

日本225(円)

金曜のNY株高を受け上昇

先週金曜のNYダウは179ドル高と上昇し、その流れを受け週明けの東京市場も堅調な1日となった。日経225平均は198円高の29,807円で寄り付き。前場には100円ほど下落したものの後場になると多少反発し、終値は167円高の29,776円だった。夕方以降の先物もあまり動かず29,700円台を維持していたが、16日午前中に米でインフラ投資法案が成立すると急騰した。

WTI原油

米戦略備蓄放出観測で下げる

原油高へ対処すべきとの米政府に対する圧力は強まっており、週末には上院院内総務が「戦略石油備蓄を放出するべき」と大統領に訴えた。この材料を受け、週明け15日朝方に81ドル台だったNY原油は日中に下げ続け、夜には80ドルを割って79ドル台になった。しかし原油需給ひっ迫懸念は根強く、16日未明になると急速に反発。朝方には81ドル台と15日朝時点の水準を回復した。

テスラ

追加売却を懸念し続落

イーロン・マスクCEOが行ったTwitter上の投票で保有のテスラ株を売却することが先々週末に決定。その決定と先週には実際に売却されたとの報告から、先週1週間でテスラ株は15%も暴落した。そして週明け15日になってもマスク氏が追加で売却するのではという懸念が残り、NY株式市場でテスラ株は序盤から下落。一時は前日比5%安になり1,000ドルを割ったが、終盤に反発して終値は1.9%安の1,013.39ドルだった。

ビットコイン

Taproot通過で下げる

ビットコインは大型アップデート「Taproot」を控えていたが、週末の14日に無事実施された模様。Taprootへの期待もあってここ数週間上昇してきたビットコインは、15日朝方にも買われて750万円近くまで上昇。そのまましばらくは740万円台に留まっていたものの、Taprootを通過したことで一旦買い材料がなくなり夜以降は下落。16日未明には一時700万円を割った。(注:チャートは米ドル表記です)

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