LINE
28
Jan

米株式市場の暴騰は止まらず

user 著者 鳥羽賢

17日になっても米株式市場は暴騰が続いた。

ダウ工業平均は史上最速で1,000ドル上昇

米経済が好調なことから、米・NY株式市場の上昇が止まらない。前日・16日には調整の動きでやや下げたものの、17日になると序盤から買いが殺到。ダウ工業平均は300ドル以上上昇し、史上初めて26,000ドルを突破した。ダウは1月4日に25,000ドルを突破したばかりで、それからわずか8営業日後の26,000ドルとなった。8営業日で史上最高値を1,000ドル更新したのは、ダウ工業平均の歴史上最速となる。

今日の展望

今日は午後4時に中国の第4四半期GDPが発表されます。時刻は未定で南アフリカの政策金利が発表されます。

日本225(円)

円高を受け反落

為替市場で17日朝までに米ドル/円が110円近くまで円高になったことから、この日の株式市場は下げスタート。日経225平均の寄り付きは、168円安の23,783円と大幅安だった。しかし日本経済の回復への期待感は残っており、それを受けて前場から後場にかけて緩やかながら反騰。前日終値には届かなかったものの、終値は93円安の23,868円だった。夕方以降の先物の時間はNY株式市場の大幅高を受け、日経225先物が24,000円まで上昇。

米ドル/円

ベージュブック公表後に急騰

すでに述べたように17日朝までに110円割れ寸前まで下落し、その後も17日日中から夜にかけて110円台前半から半ばで推移。午後12時に発表された住宅関連指標も予想通りでレートはあまり反応しなかった。しかし18日未明には米地区連銀経済報告(ベージュブック)が公表され、米景気が堅調であるとの文言が含まれていた。この内容から3月の利上げに対する期待が高まり、米ドル/円は111円台前半まで急騰した。

ビットコイン(日本円)

一時100万円近くまで下落

前日に中国と韓国がビットコインに対する規制を強める用意があると報道されたため、ビットコインを初め仮想通貨全般が暴落。ビットコイン/円は17日朝には130万円まで値を下げた。そのまま日中から夜にかけて軟調な動きが続き、午後12時頃には一時100万円近くまで下落。しかし18日未明になってリバウンドの動きが見られ、18日朝には130万円近くになった。

米ドルに反比例して下落

米ドルと反対に動くことが多い金だが、この日もそのセオリー通りに動いた。最近は仮想通貨安や米ドル安などから上昇が続いてきたNY金は、17日朝には1,340ドルにあったが、その後1,330ドル台に下落。そして18日午前4時頃に米ベージュブックが公表されると米ドルが急騰したため、金はそれに反比例して急落。1,330ドルを割ってそのまま朝まで1,320ドル台で推移。

この書類に含まれる素材はiFOREXではなく、独立した第3機関により作成されたもので、いかなる場合においても、直接的・間接的、明示的・暗示的にかかわらず、投資に対する助言や、金融商品に関する投資戦略の推奨、提案として解釈すべきものではありません。この書類に含まれる過去の実績や、それに基づくシミュレーションは将来の成果を保障するものではありません。
すべての免責事項はこちらをクリックしてご確認ください。

世界の取引チャンスを活かしましょう