LINE
28
Jan

米株式市場の上昇が止まらず

user 著者 鳥羽賢

23日になっても米株式市場の上昇が続いた。

ダウ工業平均は10日連続史上最高値更新

23日には特に大きな材料が出なかったものの、発表された米経済指標がまずまずだったことや、トランプ大統領の減税政策への期待、そして原油高などが重なってNY株式市場ではダウ工業平均が小幅続伸。約30年ぶりの10営業日連続の史上最高値更新となった。また今週発表すると当初予定されていたトランプ政権の新たな入国禁止令が来週に延期になったことも、市場に安定感をもたらしている。

今日の展望

今日は午後12時にアメリカの1月新築住宅販売件数が発表されます。

日本225(円)

円高進行でさえない展開

この日の株式市場開始前・午前4時にFOMCの議事要旨が公表されたが、その中で米ドル高に対するけん制発言があった。そのため米ドル/円が113円付近まで急落。そして始まった23日の国内株式市場では、日経225平均は前日終値と同じ19,379円からスタート。その後午前10時頃には急落したものの、後場に切り返して終値は8円安の19,371円だった。夕方以降の先物の時間は、円高のさらなる進行を受けて19,200円台まで下落。

WTI原油

米原油・ガソリン在庫が共に予想を下回る

米エネルギー情報局(EIA)が、この日に週間原油在庫を発表。予想の前週比340万バレル増に対し、発表は60万バレル増と増加幅が予想よりかなり少なかった。またガソリン在庫は予想が前週比120万バレル減、結果が260万バレル減だった。原油・ガソリン在庫が共に予想を下回ったため、NY原油は55ドル近くまで上昇。しかしその後は利益確定売りなどが出て上昇幅を縮小した。

メタ

ユーザー数減少の報道を受け下げる

順調な業績上昇が続くFacebookだが、今週になって民間調査会社が、Facebookのユーザー数が2016年には2015年から30%減少したという報告を発表した。この報告を受けて23日のFacebookは軟調。前日終値は136.12ドルだった同社の株価は、23日になって0.6%下がり135.36ドルになった。しかし足元の業績は悪くないので、そこまで悲観する数字ではない。

米ドル安から3ヶ月半ぶりの高値

米ムニューチン財務長官が、日本時間の午後9時頃に発言し「長期間低金利になる可能性がある」と述べた。この発言から米ドル/円は113円台から112円台まで円高に。そして米ドルと反対に動くことが多い金は、1,240ドル付近から1,250ドルまで上昇。NY金の1,250ドルは、米大統領選直後の11月11日以来約3ヶ月半ぶりの高値となる。

この書類に含まれる素材はiFOREXではなく、独立した第3機関により作成されたもので、いかなる場合においても、直接的・間接的、明示的・暗示的にかかわらず、投資に対する助言や、金融商品に関する投資戦略の推奨、提案として解釈すべきものではありません。この書類に含まれる過去の実績や、それに基づくシミュレーションは将来の成果を保障するものではありません。
すべての免責事項はこちらをクリックしてご確認ください。

世界の取引チャンスを活かしましょう