LINE
28
Jan

米大統領が金融規制緩和令に署名

user 著者 鳥羽賢

3日にトランプ米大統領が金融規制緩和令に署名した。

金融規制緩和期待からNY株が上昇

3日はアメリカでいろいろな材料が出た日だった。まずこの日に発表された1月雇用統計は、予想を上回る22万7000人と好調。さらにトランプ大統領が金融業界の規制緩和を行うための大統領令に署名し、それを材料にNY株式市場が上昇してダウ工業平均は2万ドルを回復した。しかし週末になると、特定の人々の入国禁止政策を差し止める判決が連邦地裁で出るなど、政治的な混乱が広がっている。

今日の展望

今日は午後12時にアメリカの1月労働市場情勢指数が発表されます。

日本225(円)

長期金利により株価が上下

日本の長期金利が3日午前中にかけて上昇したことから、為替市場では円高が進行。そのために株式市場は前場軟調だった。前日比82円高の18,996円で寄り付いた日経225平均は一旦19,000円台を回復したものの、前場に18,800円台まで下落。しかし昼休み中に日銀が10年物国債の指値オペを実施したことから、長期金利が低下し円安が進行。それを受けて後場は上昇して始まり、終値は4円高の18,918円だった。

米ドル/トルコリラ

米雇用統計後に3週間ぶりの3.6リラ台

11月以降の「トランプ相場」で米ドル高・リラ安が続き1月には1米ドル=3.9リラ台までリラが下落していたが、最近になってトランプ相場の一服からリラの反騰が続いている。そして3日に米雇用統計が発表されたが、同時に出た平均時給などの指標が悪かったために発表後に米ドル売りが進行。米ドル/トルコリラも下落し、約3週間ぶりに1米ドル=3.7リラを割って3.6リラ台をつけた。

WTI原油

イランに追加制裁で54ドル

昨年になって核開発疑惑を巡る原油禁輸措置がようやく解除されたイランは、ここにきてまたアメリカとの対立が深まってきた。最近イランが行っている弾道ミサイル発射実験に対し反発するアメリカが、経済制裁を発動。3日になってまた追加制裁を発表し、それを受けてNY原油は一時54ドル台まで上昇した。

天然ガス

気温上昇予報から下落し300セントに近付く

アメリカで今後数週間の天気予報が発表され、気温が上昇するとの予想が出た。3日朝には100万BTU=320セント付近にあったNY天然ガスは、この予想を受けて下落。先週の終値は305セント付近だった。この水準は11月下旬以来約2ヶ月半ぶりの安値。気温低下予想などから年末には380セントまで上昇した天然ガスは、今年になって反落が続いている。

この書類に含まれる素材はiFOREXではなく、独立した第3機関により作成されたもので、いかなる場合においても、直接的・間接的、明示的・暗示的にかかわらず、投資に対する助言や、金融商品に関する投資戦略の推奨、提案として解釈すべきものではありません。この書類に含まれる過去の実績や、それに基づくシミュレーションは将来の成果を保障するものではありません。
すべての免責事項はこちらをクリックしてご確認ください。

世界の取引チャンスを活かしましょう