5
Jul

米国休場で4日夜以降市場はあまり動かず

user 著者 鳥羽賢

4日は米国が独立記念日のため休場した。

米では大型減税法案が成立

4日は米が独立記念日の祝日にあたりNY株式市場が休場し、為替市場など他の市場でも比較的動きが少なかった。しかし米では3日にトランプ政権の目玉政策である減税法案が下院で再可決され、4日にはトランプ大統領の署名によって成立した。そして来週9日には4月に発表した相互関税の90日間の停止期間が終了するため、トランプ政権は順次他国に関税率を通知する書簡を送ると述べている。

来週月曜の展望

来週月曜は午後6時にユーロ圏の5月小売売上高が発表されます。

日本225(円)

39,000円台後半で安定

前日のNYダウは半日取引ながら344ドル高で終了し、その流れから東京株式市場では日経225平均が209円高の39,994円で寄り付いた。直後に一瞬だけ40,000円を回復したがその位置に留まることはできず、すぐに前日終値付近まで下落。その後は前場の残り時間から後場にかけて大きな動きがなく、終値は25円高の39,810円だった。夕方以降の先物もNY株式市場が休場していたために目立った動きはなく、39,000円台後半で細かい動きが続いた末に今週を終了した。

米ドル/円

前日夜の急騰から反落

米6月雇用統計が2日夜に発表され予想の前月比11万人増を上回る14万7000人増だったことで、発表後は米ドルが急騰して1ドル=145円を超えた。だがその後は米ドル高材料がなく、トランプ大統領の相互関税再開などへの懸念から4日未明から午前中にかけて米ドルが売られて一時は144円20銭台まで下落。米が祝日のため午後以降は緩やかな円安が続いたのみで、今週の終値は144円50銭台だった。

ユーロ/円

PPIには反応薄

3日夜の米6月雇用統計発表後には米ドル/円だけではなくユーロ/円も円安・ユーロ高に動き、一時は1ユーロ=170円60銭をつけた。その後は4日未明から午前中にかけて緩やかなユーロ安が進行し、午後には170円付近で落ち着いた。そして午後6時にはユーロ圏の5月卸売物価指数が発表され、予想通りの前年同月比+0.3%だった。この統計には大きく反応せず、その後は今週終了時までに20~30銭上昇した。

ビットコイン

雇用統計後に上昇したがその後下げる

米6月雇用統計発表後にはビットコインも上昇して円建てでは1,600万円に接近し、米ドル建てでは11万ドルを超えた。しかしその後さらに上昇できる材料がなく、4日はほぼ終日下げが続いた末に5日未明には一旦1,550万円台まで下落。そこで下げ止まり、5日日中は1,560万円を挟んで上下している。(注:チャートは米ドル表記です)

この書類に含まれる素材はiFOREXではなく、独立した第3機関により作成されたもので、いかなる場合においても、直接的・間接的、明示的・暗示的にかかわらず、投資に対する助言や、金融商品に関する投資戦略の推奨、提案として解釈すべきものではありません。この書類に含まれる過去の実績や、それに基づくシミュレーションは将来の成果を保障するものではありません。
すべての免責事項はこちらをクリックしてご確認ください。

世界の取引チャンスを活かしましょう