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28
Jan

米トランプ政権不安が後退

user 著者 鳥羽賢

22日になってトランプ政権の不安が後退した。

米政権不安後退で円安・株高に

先週はバノン首席戦略官が解任されるなど米トランプ政権の不安が高まりNY株式市場が大幅安となったが、今週になってから特に新しい悪材料が出ていない。そのため22日になるとNY株式市場ではダウ工業平均が200ドル高の大幅上昇を見せ、為替市場でも円安が進行した。

今日の展望

今日は午後11時にアメリカの7月新築住宅販売件数が発表されます。

日本225(円)

場中に横ばい後先物上昇

前日のNY株式市場では先週のような目立った下落が見られず、ほぼ横ばいで終了。その流れを受け22日の国内株式市場も一旦下落が止まった形になった。日経225平均は20円安の19,373円で寄り付き、そのまま前場から後場にかけて停滞。終値は始値とほぼ同じ、10円安の19,383円だった。しかし夕方以降の先物の時間は円安とNY株高を受け、日経225先物が19,400円台に上昇した。

米ドル/円

緩やかな米ドル高が継続

米財務長官が債務上限問題は両党が合意できるとの発言をしたため、22日未明から朝にかけて米ドルが上昇し109円台を回復。その後日中から夜にかけても米政権不安の後退から緩やかな円安・米ドル高が続いた。またこの日の夜に発表された8月リッチモンド連銀製造業指数は予想の10に対し結果は14と好調で、米ドル買いを後押し。結局23日朝までに109円台後半を回復した。

カナダドル/円

加小売売上高はまずまずの数字

米ドル/円と同様、カナダドル/円も22日は米政権リスクの後退からリスク選好の円安・カナダドル高が続いた。朝方に86円台後半にあったレートは、夜までに数十銭上昇。夜9時半にはカナダの6月小売売上高の数字が発表され予想より少し悪かったものの、自動車を除いた数字は予想を上回った。この発表後数十銭さらに上昇し87円台になり、そのまま87円台で23日朝まで推移。

1,300ドルは超えられないまま失速

先週は米ドルの下落を受けて上昇が続いてきたNY金 だが、22日になると米ドルが上昇に転換したことを受けて反落。朝方は1,280ドル台後半にあった価格が、23日朝までに1,280ドル台前半まで後退した。金は先週から今週にかけて1,300ドル超えを目指したものの、超えられずに反落した。4月と6月にも1,300ドルに近づいたが超えられずに終わっており、ここのレジスタンスラインがなかなかブレークできない。

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