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28
Jan

米トランプ政権の不安が広がる

user 著者 鳥羽賢

アメリカでトランプ政権に対する不安が拡大している。

FBI長官解任以来の不安が拡大

先週アメリカのトランプ大統領が、FBIのコミー長官を突然解任した。そしてその後も同盟国との機密情報をロシアに漏えいしたり、コミー前長官に対しフリン前大統領補佐官に関する捜査を止めるよう指示するなどスキャンダルが次々浮上してきた。このためアメリカではトランプ政権への不安がさらに高まっている。

今日の展望

今日は午後6時にユーロ圏の4月消費者物価指数が発表されます。

日本225(円)

20,000円まであと2円で失速

前日のNY株式市場が上昇したことから、16日の国内株式市場は朝から堅調だった。日経225平均は84円高の19,953円で寄り付き、その直後に19,998円と20,000円まであと2円と迫った。しかし20,000円達成はならなかったため、失望売りなどが出て前場の残りの時間で19,800円台まで下落。後場には特に大きな上昇は見られず、終値は50円高の19,919円だった。

米ドル/円

米経済指標などから米ドル安

先週半ばには114円台まで上昇していた米ドル/円は、今週になってから米ドル買いのエネルギーが減少。16日も日中に113円台半ばで推移した後、午後9時半に発表された米住宅関連指標が予想を下回る数字だったことを受け、113円付近まで下落。また17日早朝にはトランプ大統領がコミー前FBI長官に捜査を止めるよう指示したと報道されたことで、米ドルが一段と売られ112円台になった。

ユーロ/円

約1年ぶりの125円台

ユーロ圏の1~3月期GDP改定値が16日午後6時に発表され、予想通りの前年同期比+1.7%だった。指標は予想通りだったが、フランス大統領選以来のユーロ不安解消の流れがまだ続いておりこの日もユーロが上昇。2016年4月以来約1年ぶりに125円台をつけた。ただし17日未明になってからは円高の動きからユーロ/円も同様に下落し、17日朝には124円台に後退。

WTI原油

利益確定売りが出て下落

サウジアラビアとロシアが今週になって減産の延長で事実上合意。そのため15日にはNY原油が49ドル台まで上昇した。だが2週間前の43ドル台から49ドルまでずっと上昇してきた反動で、16日になると利益確定売りが拡大。特に新しい材料はなかったものの、17日朝までに48ドル付近まで下落した。

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