13日夜に米4月CPIが発表された。
13日午後9時半に米4月CPIが発表され、予想の前年同月比+2.4%を下回る+2.3%だった。トランプ政権の政策でインフレ再燃が懸念されたが、今のところその懸念通りにはなっていない。そのような状況だが前日に1,160ドルも暴騰したNYダウはこの日は序盤からマイナス圏で推移し、終盤に一段安となり269ドル安で終了した。
今日の展望
今日は午後3時にドイツの4月消費者物価指数が発表されます。
前日の午後4時頃に米中が貿易に関する合意と関税引き下げを発表したことで、リスクが後退して日経225先物とその後のNY株式市場は暴騰。13日早朝には38,700円をつけた。東証開始前にやや下げたものの、日経225平均は505円高の38,149円と約2ヶ月ぶりに38,000円を回復してスタート。直後に38,500円近くまで上昇して上げ幅は800円を超えた。その後も前場から後場にかけて38,200~300円台の高値で推移した後、引け間際に多少下げて終値は539円高の38,183円だった。
すでに述べたように12日の午後4時頃に米中が関税引き下げを発表し、経済へのリスクが後退したことでその後円が1ドル=148円50銭まで下落した。13日早朝から朝方にかけてやや円高に動き、日中は148円付近で横ばい。そして午後9時半には米4月CPIが発表され、すでに述べたように予想を下回る2.3%だった。この統計によってFRBの早期利下げ観測が高まり、その後は14日未明にかけて円高・米ドル安が続いた。
この日のNY先物市場開始前に、コートジボワールで今期収穫されたカカオ豆の品質があまり良くないとの情報が流れた。この情報によってココアの供給懸念が浮上。前日を1トン=9,200ドル付近で終えたNYココアは、13日は市場開始時から急上昇が続き、市場後半には2月以来約3ヶ月ぶりに10,000ドルをつけた。
日産が13日の東証終了後に2025年3月期の決算を発表。過去最大級となる6,709億円の純損失を計上した。またトランプ関税の影響のため来期の見通しも未定だった。13日を356.8円で終えていた日産株は、この低調な決算と未定の来期見通しを受け、14日は市場開始時から下落。東証前場には2~3%低い水準で推移している。
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