15日に米6月CPIが発表された。
15日午後9時半に米6月CPIが発表され、予想の前年同月比+2.6%より高い同+2.7%で、前月の+2.4%を上回った。トランプ関税によって米のインフレが再燃しつつあり、今後相互関税等が発動されればさらなるインフレ進行が懸念される。この統計によってFRBによる早期利下げ観測が後退し為替市場では円安・米ドル高が進行。この日のNY株式市場は軟調な展開となりダウ工業平均は436ドル安で終了した。
今日の展望
今日は午後3時にイギリスの6月消費者物価指数が発表されます。午後9時半にアメリカの6月卸売物価指数が発表されます。
前日のNYダウは88ドルの小幅高で終わり、その流れからこの日の東京株式市場では日経225平均が66円高の39,525円で寄り付き。前場は上下に約100円ずつ動いた後、後場になるとやや上昇して終値は219円高の39,678円だった。夕方以降の先物も開始後数時間は上昇が続き夜に一時39,800円をつけたものの、その後は16日未明にかけてNY株安とともに200円ほど下落した。
米ドル/円は15日日中には大きな動きがなく、1ドル=147円70~80銭付近で横ばい。そして午後9時半には米6月CPIが発表され、すでに述べたように予想を0.1ポイント上回る前年同月比+2.7%でインフレの再燃懸念が台頭した。この統計によってFRBの早期利下げ観測が後退し、発表後に急激な円安・米ドル高が進行。発表数時間後には一時149円をつけ、その後は16日朝方まで148円台後半に留まった。
好調な値動きが続くビットコインは14日夕方に1,800万円を超えて史上最高値を更新。しかしその後は「クジラ」と呼ばれる大口ホルダーからの売りが出たとの観測もあり下げに転じた。15日朝方に1,770万円だったレートは、午前中の下げで正午過ぎには一時1,720万円まで下落。その後は夜から16日未明にかけて1,700万円台前半で推移した。また米ドル建てでも14日に12万3000ドルをつけた後、11万ドル台まで後退してきた。(注:チャートは米ドル表記です)
先週に時価総額4兆ドルを突破したエヌビディアだが、今週になっても上昇の勢いは衰えていない。14日を164.07ドルで終えた同社の株は、15日になると「中国での販売再開に見通し」との情報を受けてNY株式市場序盤から大幅高となり170ドルを突破。そのまま終盤まで170ドル台で推移し、終値は4%高の170.70ドルで時価総額は4兆1600億ドルとなった。
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