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Oct

米がトルコに対する制裁を発表

user 著者 鳥羽賢

アメリカが14日にトルコに対して制裁を発表した。

クルド人への攻撃に対し制裁

今月に入ってアメリカなど国際社会の反対を押し切って、トルコがシリア北部のクルド人勢力拠点への攻撃を開始した。それに対し、アメリカは14日にトルコに対する制裁措置を発表。内容はトルコ製鉄鋼への関税引き上げ、貿易協議の打ち切り、そして要人3人に対する個人制裁が含まれる。しかし今のところ、トルコリラのレートは比較的落ち着いている。

今日の展望今日は午後5時半にイギリスの9月失業率が発表されます。

日本225(円)

米中貿易問題で一時下落

体育の日で日本が休場していた14日だが、海外の日経225先物は取引が行われていた。先週金曜に米中貿易協議で進展があったことを材料に大きく上昇した後、週明け14日朝は22,000円付近からスタート。夕方頃までその22,000円付近に留まっていたものの、午後6時頃に中国から「署名前にさらに交渉が必要」という発言があった。この発言を受けて100~200円ほど下落したものの、すぐにリバウンドし数時間後には元の水準を回復した。

トルコリラ/円

米によるトルコ制裁には反応薄

週明けは18円30銭台からスタートしたトルコリラ/円だが、午後4時にはトルコの8月鉱工業生産が発表。前月比で-2.8%とかなり悪い数字が出た。この数字と午後6時の中国からの発言を受け、トルコリラが10~20銭ほど下落。その後は特に大きな動きがなく、15日未明に発表された米によるトルコ制裁にも大きな反応は見られなかった。

WTI原油

中国による発言で下げる

NY原油は週明け54ドル台半ばからスタート。午前から午後にかけてはゆっくりと下落し、夕方には54ドルに近付いた。そして午後6時頃に中国から「署名前にさらに交渉が必要」という発言があると、世界経済への懸念から原油の需要減退観測が台頭。直後に50セントほど下落し、その後夜にかけて52ドル台まで下げた。だがそこで下げ止まり、15日未明は53ドル台前半で推移した。

ポンド/円

EU離脱問題で乱高下

EU離脱を今月末に控えたポンドは、離脱に関する材料に対して敏感に反応する相場が続いている。136円台前半から今週をスタートしたポンド/円は、日中にはEU離脱に関する悲観的な見通しから135円台まで下落。その後英野党から解散総選挙の話が出るなど、離脱を左右する材料が複数回出たことを受け、ポンドのレートは135円台から136円台を上下する乱高下が続いた。

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