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28
Jan

株式市場は落ち着きを取り戻すか

user 著者 鳥羽賢

株式市場は米トランプ政権から下がりやすい地合が続いている。

日本の株価が大幅安もNYは反騰

アメリカでトランプ政権のスキャンダルが相次いで表面化していることから、アメリカ国内外の株式市場で下落が続いている。18日の東京市場では日経225平均が261円の大幅下落。しかし夜に発表された米経済指標が良好だったことから、NY株式市場はややリバウンドした。

今日の展望

今日は午後9時半にカナダの3月小売売上高と4月CPIが発表されます。

日本225(円)

大幅安の後先物が一時19,200円台

前日のNY株式市場でダウが372ドル安など暴落したため、18日の国内株式市場は寄り付きから軟調。日経225平均は258円安の19,556円からスタートした。その後も売りが先行し一時は19,500円を割って19,449円に。後場にはややリバウンドして、終値は261円安の19,553円だった。夕方以降の先物の時間は円高と欧米株安から日経225先物が一時19,200円台まで下落したが、19日未明になって反騰。

米ドル/円

18日夕方頃に110円割れ寸前に

米トランプ政権の不安が拡大していることによって米ドル売りが進み、18日は朝から111円付近の円高水準で推移。午後まではその水準に留まっていたが夕方になるとまた円高が進行し、一時は110円割れ寸前まで下落した。しかしこの日の夜に発表された米経済指標は好調だったことを受け、その後は反騰し19日朝までに111円台半ばまでリバウンドした。

WTI原油

減産延長見通し拡大で上昇

6月で期限が切れる現在の減産合意だが、最近になって延長への支持が拡大している。18日のNY原油は米輸出が増加したとの統計から、一時下落し48ドル台前半に。しかしその後は最近サウジアラビアとロシアが支持を表明したことなどを背景とする減産延長見通しの拡大からまた上昇し、19日朝までには49ドル台を回復した。

米ドル安を背景に堅調

米政権不安を背景としたリスク回避の動きが広まっており、先物市場では有事の金買いが続いている。今月前半には1,200ドル割れ寸前まで下落したNY金だが、その後は米ドルの下落に反比例するように金が上昇。18日は朝から1,260ドル付近で推移していたものの、夜に発表された米経済指標が好調だったことによる米ドル高を受け金は1,240ドル台まで下落した。

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