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17
Aug

株式市場は堅調な地合が続く

user 著者 鳥羽賢

16日になっても株式市場は堅調な地合が続いた。

ダウ工業平均は5連騰

米のインフレがピークアウトして米利上げが減速されるであろうという見通しが広がり、先週から株式市場は堅調な地合が続いている。16日に発表された米住宅指標はやや悪かったものの、米7月鉱工業生産は予想を上回りこの日のNY株式市場は序盤から上昇。ダウ工業平均の上げ幅は一時300ドルを超え、終値は239ドル高で5営業日連続上昇となった。また4月以来4ヶ月ぶりとなる34,000ドルを回復した。

今日の展望

今日は午後6時にユーロ圏の第2四半期GDP改定値が発表されます。午後9時半にアメリカの7月小売売上高が発表されます。

日本225(円)

17日朝に29,000円

前日のNYダウは151ドル高と4営業日連続上昇したものの、16日の日経225平均は42円安の28,829円で寄り付いた。その後前場には多少上下したのみで寄り値付近に戻り、後場になると材料難な相場となり28,800円台で停滞。終値は3円安の28,868円だった。夕方以降の先物も夜から17日未明にかけてあまり動きがなかったが、17日朝方に大きな上昇があり1月以来となる29,000円をつけている。

WTI原油

85ドル台まで下げる

8月になって米のイラン核合意復帰への交渉が進展しており、15日には1週間前にEUがイランに送った「最終文書」に対しイランが返答したと発表された。さらに15日には中国が小幅利下げを発表して景気懸念が高まった。これらの材料から原油は売られやすい地合が続いており、16日日中には88ドル台で横ばいだったNY原油は、夜に一旦90ドルまで上昇した後大きく下落。17日未明には約半年ぶりに85ドル台をつけた。

天然ガス

大幅高で今年の最高値に接近

欧州ではロシア産天然ガスの供給が減少しており、エネルギー危機のリスクが高まっている。また米では6月に火災のあったテキサス州のLNG輸出プラントが10月上旬に操業再開される見通しになった。16日朝方には100万BTU=8.8ドル台だったNY天然ガスは、午前中はあまり動かなかったものの午後以降上昇。17日未明には9.3ドル台をつけ、6月につけた今年の最高値に接近した。

カナダドル/円

加CPIは予想通り

16日午後9時半にカナダの7月CPIが発表され、予想通りの前年同月比+7.6%で前月より0.5ポイント低下した。16日午前中は103円台前半で推移していたカナダドル/円は、夕方頃の円安トレンドに乗って上昇。加CPIに対してはそれほど反応しなかったものの、夜には104円50銭に到達し、17日未明にはそのまま104円50銭付近に留まった。

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