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28
Jan

株式市場はやや調整局面入りか

user 著者 鳥羽賢

株式市場が調整局面入りの兆しが見えてきている。

NYダウは100ドル以上下落

5日はNY株式市場でダウ工業平均が100ドル以上下落し、日本では日経225平均も下がった。アメリカではトランプ大統領のロシア疑惑が高まっており、下がったのはそれが一因にもなっていると思われる。しかし株式市場はここ数ヶ月急上昇してきており、ここで調整局面に入ってもおかしくはない。一方ビットコインはそのような動きに関係なく、5日も最高値を更新した。

今日の展望

今日は午後10時15分にアメリカの11月ADP雇用統計が発表されます。

日本225(円)

円高進行で下げスタート

前日のNY株式市場は堅調だったが、為替市場で円高が進行したことからこの日の日経225平均 は安寄りスタート。112円安の22,595円で寄り付いた後、場中には反騰する動きもあったものの力強さには欠ける展開。前場から後場にかけて多少上昇しつつ、終値は85円安の22,622円だった。夕方以降の先物の時間は夜まで22,600円付近で推移していたが、6日未明になると100円ほど下落した。

豪ドル/円

豪政策金利にはあまり反応せず

豪ドル/円は5日午前中には円安トレンドに乗って85円台半ばから後半へ上昇。そして午後0時半には政策金利が発表され、予想通りの1.5%据え置きだった。政策金利発表が予想通りだったことから、レートはあまり反応せずに86円台まで上昇。しかし夕方以降はクロス円全般のトレンドが円高に転換したこともあり、6日朝までに85円台半ばまで下落。そして朝に発表された豪第3四半期GDPは低調だったために一段安となった。

米ドル/トルコリラ

EUとの関係改善期待でリラ高

EUへの加盟やEUとのビザ免除問題などで交渉を続けているトルコだが、この日になってトルコとEUの相互ビザ免除問題で今後は交渉が加速という報道が流れた。5日朝は1米ドル=3.86リラ付近にあった米ドル/トルコリラは、この報道などを受けてEUとの関係改善期待から下落(リラ上昇)し、6日朝までには3.84リラ台になった。

ポンド/円

EU離脱懸念が市場にくすぶる

EU離脱を決めたイギリスは、離脱の条件についてEUとの交渉が続いている。最近になって手切れ金で約7兆円で両者が合意したという報道が流れたものの、他の面で交渉が残っている。EU離脱関連の懸念が残っているためこの日のポンドはあまり伸びず、朝方の151円台半ばから多少上下しつつも150円台に下落。午後6時半に発表された英11月サービス業PMIも、予想以下のさえない数字だった。

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