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28
Jan

株式市場の軟調地合は終わらず

user 著者 鳥羽賢

5日は日米などの株式市場が下落した。

北朝鮮情勢を受け軟調な展開が続く

今週になって北朝鮮情勢が緊迫化したことから、各国の株式市場では軟調な展開が続いている。米NY株式市場は4日がレイバー・デーのため休場していたものの、5日になって再開。再開後のNY市場ではリスク回避の売りが膨らみ、ダウ工業平均が200ドル以上下げて終了。そして為替市場でもリスク回避の円買いから円高・米ドル安が進行した。

今日の展望

今日は午後11時にカナダの政策金利が発表されます。

日本225(円)

国内株は連日の下落

北朝鮮を巡る不穏な空気が払拭できず、今週に入ってから国内株式市場は軟調な展開が続いている。5日の日経225平均は25円高の19,533円と前日比プラスで始まったものの、前場に大きく下落し19,300円台に。後場にはその水準に留まり、終値は123円安の19,385円だった。夕方以降の先物の時間はNY株式市場が大幅安となったため、日経225先物が19,200円台まで下落。

米ドル/円

円高進行で今年の最安値付近に

為替市場でもリスク回避の動きが続き、5日から6日にかけて終始円高・米ドル安トレンドとなった。5日朝方には109円台前半にあった米ドル/円 は、特に夕方以降に円買いの動きが広がり6日未明には108円台前半に。この水準は今年の最安値であり、4月とそして先週に到達しサポートラインで跳ね返された。サポートラインをブレークして107円台をつけると昨年末以来となる。

WTI原油

米石油施設再開で上昇

先週には米南部に大型ハリケーン「ハービー」が上陸し、一部の石油関連施設が操業を停止していた。そのため米原油在庫が積み上がるとの観測から原油が下落。しかし今週になると「ハービー」が米南部から遠のき、5日には石油関連施設が操業を再開。そのために原油在庫の積み上がり懸念が後退し、NY原油は上昇。5日朝には47ドル台だったが、夜には一時49ドルに接近した。

豪ドル/円

豪政策金利は据え置き

豪中銀が5日の午後1時半に政策金利を発表。予想通りの1.5%で据え置きだった。この日の豪ドル/円は、午前10時半に発表された第2四半期経常収支で輸出が伸びていたことから、発表後に87円50銭まで上昇。しかしその後は北朝鮮リスクのために86円台まで急降下した。そして午後1時半に政策金利が発表されたが、予想通りの据え置きだったのでレートはあまり反応せず。そのまま6日朝まで86円台後半を中心に推移。

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