12日から13日にかけて株式市場の買い材料が次々に出た。
12日は政策金利の発表ラッシュだったが、政策金利の発表後12日夜から13日朝にかけて、株式市場にとって買い材料となる材料が次々と出た。まず12日の午後12時前に、トランプ大統領が「中国との合意に近付いている」と発言。さらに13日朝には、米中が原則合意したとの報道が流れるとほぼ同時に、英総選挙で与党・保守党が過半数を超える大勝をしたと報道。これらが買い材料となり、13日の東京株式市場は寄り付きから大幅上昇している。
今日の展望今日は午後10時半にアメリカの11月小売売上高が発表されます。
米政策金利発表が行われた前日のNYダウは、29ドル高と小幅上昇で終了。その流れから12日の日経225平均も58円高の23,449円からスタートした。しかし場中には前場から後場にかけて大きな動きがなく、終値は33円高の23,424円と始値とほぼ変わらなかった。その後は夜にトランプ大統領の発言があり、この発言によって日経225先物が23,600円台まで上昇。さらに13日朝の米中合意の報道で23,900円近くまで暴騰している。
英総選挙の投票日となった12日だが、朝方に143円台前半にあったポンド/円はそのまま夜まで総選挙の結果待ちで動きがない状態が継続。この日は英経済指標の発表も特になかった。そして13日午前7時前に英総選挙で与党・保守党が大勝するとの報道が流れると、短時間に4円も上昇し147円台に。ポンド/円の147円台は4月以来8ヶ月ぶりとなった。
米政策金利が12日未明に発表され、会見で今後の利上げが否定されたために米ドルは108円50銭付近まで下落。そのまま夜までその付近に留まった。夜には米11月PPIが発表され、前年同月比で予想を0.1ポイント下回る+1.1%だった。この統計には大きな反応はなかったものの、午後12時前にトランプ大統領の発言があると一気に数十銭上昇し109円を回復。日付が変わっても13日朝にかけて上昇が続き、朝方には109円台半ばになった。
トルコリラ/円は、12日朝方から夕方頃まで18円70銭付近で横ばい。そして午後8時にはトルコ中銀が政策金利を発表し、2%利下げして12%とした。だがこの利下げ幅は予想を大きく超えるものではなかったために、トルコリラのレートは大きく動かなかった。この日の夜から13日朝にかけて円安・トルコリラ高がやや進行したが、これは米中合意の報道などによるリスク選好の円安と思われる。
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