8日のNYダウは114ドル高だった。
7日日曜に石破総理が辞任を表明したことで、次期総理による減税や積極財政見通しと財政懸念が台頭。週明けの為替相場は円安に動くと同時に、東証は暴騰相場となり日経225平均の終値は史上最高値を更新した。しかしこの好地合はNY株式市場にまでは波及せず、この日のダウ工業平均は序盤から先週終値付近で大きな動きがないまま横ばい。終値は114ドルの小幅高だった。
今日の展望
今日は午後6時半に南アフリカの第2四半期GDPが発表されます。
すでに述べたように7日日曜に石破総理が辞任を表明したことが、円安材料になると同時に日本株にとって強力な買い材料となった。先週金曜を43,018円で終えた日経225平均だが、週明けは433円高の43,451円で寄り付き。前場に大きく上昇して一時は43,800円を超え8月につけた最高値に迫ったが更新できず、625円高の43,643円で終了して終値は最高値となった。そして夕方以降の先物も順調に上昇した後、9日の寄り後に44,000円を超えて連日の最高値更新となった。
7日日曜の石破総理の辞任によって、次期総理総裁が減税や積極財政などを行うことで日本の財政赤字が拡大する懸念が高まった。先週を1ドル=147円50銭で終えた米ドル/円だが、週明けは財政赤字懸念から上窓を開けて148円台からスタート。直後に148円50銭まで円安になったものの、その後は日中から夜を通して一貫して円高・米ドル安が進行。この日は目立った米経済指標の発表もなく、9日未明も円高が続き午前中までには先週終値を下回った。
米FRBが9月に利下げを発表することがほぼ確実になっているため、金利を生まない資産である金の総裁的価値が高まり価格が上がりやすい地合が続いている。先週を3,590ドル付近で終えたNY金は、ほぼ同じ水準から8日をスタートした後、午前中は小幅に下落。しかし午後になると買いが多く入るようになり、夜には3,640ドルをつけて最高値を大きく更新。9日未明はそのまま3,630~3,640ドル付近で落ち着いた。
週末7日に産油国が会合を行い、10月に日量13万7000バレルの増産を行うことを決定した。この材料は原油の売り材料となったものの、同時にトランプ大統領が米による対ロ制裁を強化することを示唆したためこれが買い材料となった。強弱まちまちの材料が出た8日のNY原油は方向感に欠ける展開となり、62ドル付近から今週をスタートして日中は上昇。しかし夜に63ドルを超えた後は62ドル付近まで反落し、9日未明は62ドル台前半に留まった。
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