26
Dec
東京都のCPIは予想を下回る
著者 鳥羽賢
26日朝方に東京都の12月CPIが発表された。
本日も多くの国が休場
26日午前8時半に東京都の12月CPIが発表され、生鮮食料品を除いた数字で予想の前年同月比＋2.5％を下回る＋2.3％と、前月より0.5ポイントも低下していた。東京都のCPIは国の指標より早く発表されるため先行指標として参考にされ、それが低下していたことで日本のインフレ沈静期待が高まった。一方本日・26日はクリスマスの翌日・ボクシングデーで、引き続き海外の多くの国で株式市場が休場するがNY株式市場は再開される。
今日の展望
今日はイギリスやドイツなど海外の多くの国で株式市場が休場します。
日本225（円）
連日の閑散市場
前日のクリスマスイブに続き25日もクリスマスで海外投資家の多くが休暇に入ったことで、東京株式市場は連日の参加者が少ない閑散市場となった。前日のNYダウは半日取引ながら228ドル高で終了し、その流れから日経225平均は106円高の50,450円で寄り付き、直後に50,500円を超えて上昇したもののその後は前場から後場にかけて緩やかに下落。終値は63円高の50,407円で、前日に続き高値と安値の差が300円未満だった。
金
休場明けも最高値更新
ここ数ヶ月連日のように最高値を更新している金価格は、先週末に米とベネズエラ間の緊張が高まったことで今週も上昇。24日朝方には4,520ドルをつけて最高値を更新したが、その後は上昇がなく終日4,400ドル台後半で推移した。25日はNY先物市場もクリスマスで休場。そして26日未明にトランプ大統領がナイジェリアでイスラム国の拠点を攻撃したと発表したことで、26日朝方には一時4,530ドルをつけて再度最高値を更新した。
銀
金と同様に上昇止まらず
メディアでは金価格の上昇が広く報じられているが、同じ貴金属銘柄である銀も最近になって金と同様に急上昇している。銀も金と同様に今週になって特に買いが多く入り、24日朝方には72ドルをつけて最高値を更新したがその後は72ドル付近で推移したままこの日を終えた。25日が休場した後再開した26日朝方には、75ドルをつけて最高値を5％近く一気に更新した。
白金
史上初の2,400ドル
金銀と同様の貴金属銘柄でありながらプラチナ（白金）は金銀に比べて上昇が鈍く、今年5月以降にようやく力強い上昇相場になった。しかしそのプラチナも今月は金銀と同様に急上昇しており、NYプラチナは今週になって2008年につけた2,300ドルの史上最高値を更新した。24日を2,260ドル付近で終えた後25日は休場し、トランプ大統領がナイジェリアを攻撃したと発表した後の26日の取引が始まると史上初めて2,400ドルを突破している。
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