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Aug

東京株式市場が大幅安

user 著者 鳥羽賢

31日の東京株式市場は大幅下落となった。

前日の米GDP悪化が悪材料に

30日夜に米第2四半期GDPが発表され、前期比年率-32.9%と1947年の四半期統計開始以来最悪の落ち込みとなった。この統計が株式市場全体にとって悪材料となり、また最近続く円高や東京都を中心に日本国内の感染者数が激増している点も日本経済の先行きを不透明にした。その結果31日の日経225平均は6月15日以来の下げ幅となる629円安で終了した。

来週月曜の展望

来週月曜は午前8時50分に日本の第1四半期GDP改定値が発表されます。午後11時にアメリカのISM製造業景況指数が発表されます。

日本225(円)

場中に629円安

すでに述べたように、円高や国内感染者数の激増を背景として31日の東京株式市場は軟調な1日となった。前日のNYダウは226ドル安で、その流れから日経225平均は72円安の22,267円で寄り付いた。場中は前場から売りが膨らみ、前場終了までに22,000円を割って21,000円台に。後場になると下げのペースは落ちたが反転させることはできず、終値は629円安の21,710円だった。

米ドル/円

104円台前半まで下落後反転

前日は米GDPの落ち込みなどを材料にした円高・米ドル安が続き、31日朝には3月以来の104円台前半をつけた。日中はしばらく104円台前半に留まっていたものの、夕方頃からこれまでの米ドル売りの調整が出て上昇に転じた。午後9時半には米6月個人消費が発表され、予想の前年同月比0.9%増に対し発表は0.8%増とやや下回った。だがこの統計も米ドルの反騰を止めるには至らず、今週終了時までに106円付近まで上昇した。

カナダドル/円

同様に夕方以降上昇

米の隣にあるカナダのカナダドルも、31日から1日にかけて米ドルと似た動きで推移した。31日未明には円高・加ドル安が続き、31日朝には77円台後半に。そのまま日中はあまり動かなかったものの、夕方以降は円安・加ドル高の動きに転じた。午後9時半にはカナダの5月GDPが発表され、予想の前年同月比-14.6%に対し発表は-13.8%と予想より減少幅が小さかった。この統計も加ドル買い材料となり、79円を回復して今週を終えた。

アップル

10%暴騰で時価総額世界一に

アップルは30日のNY市場終了後に4~6月期決算を発表し、売上高・純利益ともに約10%増加する堅調な決算だった。前日を384.76ドルで終えた同社の株は、13日は序盤から大きく上昇。終値は10.5%高の425.04ドルだった。これでアップルの時価総額は1兆8400億ドル(約195兆円)となり、サウジアラビアの石油公社・サウジアラムコを抜いて時価総額世界一となった。

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