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May

来週月曜はNY株式市場が休場

user 著者 鳥羽賢

23日夜にトランプ大統領が新たな関税について言及した。

株や仮想通貨が急落

日本時間の23日午後8~9時頃にトランプ大統領が、EUとの交渉がまとまらない場合は6月1日から50%の関税をかけると発言。またAppleに対しても、iPhoneを米国で製造しない場合は25%の関税をかけると述べた。この発言がまた新たな世界経済に対する懸念につながり、発言直後に株価先物、米ドル、仮想通貨などが急落。NYダウは序盤に一時500ドルほど下落したが、その後はやや反発して256ドル安で終了した。なお来週月曜は米国が戦死した軍人を追悼するメモリアル・デーで、NY株式市場が休場する。

来週月曜の展望

来週月曜はアメリカがメモリアル・デーで休場します。午後11時半からECBのラガルド総裁が発言をします。

日本225(円)

夜に先物が急落

前日のNYダウはわずか1ドル安で終了したものの、この日の東京株式市場では日経225平均が176円高の37,161円で寄り付き。前場には37,300円台まで上昇したがその後は前場の残り時間から後場にかけて下げが続き、終値は174円高の37,160円だった。夕方以降の先物はしばらくの間37,200円付近で推移していたが、午後8~9時頃にトランプ大統領が新関税について言及すると500円以上急落して一時は36,500円をつけた。

米ドル/円

円高進行し142円台

先週末に米国債が格下げされたことが米ドル売り材料となっており、米ドルは軟調な展開が続いている。23日朝方には1ドル=143円台後半だった米ドル/円は、日中は緩やかな円高が進行して夕方過ぎまでに143円台前半になった。そして午後8~9時にトランプ大統領が新しい関税について言及すると、リスク回避で円が142円50銭まで急騰。その後は24日未明にかけて142円台後半で推移しつつ今週を終えた。

ビットコイン

米ドル建て最高値付近から急落

トランプ大統領が新たな関税について述べたことで、仮想通貨市場も急落した。23日日中は1,600万円付近で推移していたビットコインだが、午後8~9時頃のトランプ発言を受けて50万円ほど急落。24日朝方には一時1,525万円まで下落したが、そこで下げ止まりその後は反発している。また米ドル建てでは32日日中には11万1000ドル超の史上最高値付近で推移していたものの、夜から24日未明にかけて10万7000ドルまで急落して一旦最高値から離れた。(注:チャートは米ドル表記です)

WTI原油

急落の後に急上昇

NY原油は23日日中には大きな動きがなく60ドル台後半で横ばい。夕方頃に50セントほど上昇して61ドルを超えた。その後トランプ大統領が新関税について述べたため、1ドルほど急落して60ドルに接近。しかしこの日行われた米とイランの核協議が順調ではなかったことが買い材料となり、株や仮想通貨のように急落して終わりではなく急落直後に急上昇。急落前より高い61.6ドルで今週を終えた。

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