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Aug

来週は日経の最高値更新に期待

user 著者 鳥羽賢

来週は日経225平均の最高値更新が期待できる。

8日に関税修正期待で暴騰

8日朝方に日本の赤沢経済再生担当相が会見において、米国にかけられる関税は修正してもらうことも可能と発言した。関税修正期待を受けて8日の東証は暴騰相場となり、日経225平均は42,000円を回復。さらに夕方以降の先物も上昇し、来週は昨年7月につけた42,426円(終値ベースでは42,224円)の史上最高値の更新に期待がかかる。そのような状況だが、8日は米経済指標の発表はなくNY株式市場は材料難な1日となり、ダウ工業平均は207ドルの小幅高で終了した。

来週月曜の展望

来週月曜は午後4時にトルコの6月鉱工業生産が発表されます。

日本225(円)

暴騰し42,000円回復

すでに述べたように8日朝方にワシントンを訪問中の赤沢経済再生担当相が会見を行い、米が日本に対する関税を定めた大統領令を修正する可能性があると発言した。この発言が大きな買い材料となり、この日の東証は全面高相場に。日経225平均は224円高の41,283円で寄り付き。前場に500円以上上昇して42,000円に接近し、後場になると7月24日以来の42,000円を回復。終値は761円高の41,820円だった。夕方以降の先物は今週終了時までに数百円上昇し、来週には史上最高値更新の期待がかかる。

カナダドル/円

加雇用統計は予想を下回る

カナダドル/円は8日朝方には1加ドル=106円90銭付近にあったが、日中に数十銭上昇。午後5時頃には米長期金利の上昇などを材料として円安・米ドル高の動きがあり、カナダドル/円も同時に円安に動き一時は107円70銭をつけた。その後多少下落しつつ午後9時半のカナダの7月雇用統計発表を迎え、予想の前月比1万3500人増に反して4万800人の減少だった。この統計はカナダドル売り材料となったが大きな下落にはならず、9日未明は107円40銭台で推移しつつ今週を終えた。

リップル

500円に接近後は480円台に留まる

8日早朝にこれまで訴訟が続いてきたSECとリップルの運営元が、共同で控訴審取り下げの申請を行ったと発表された。承認されることは確実で、5年近く続いてきた長い訴訟が終結することになった。この発表を受けて8日早朝に450円だったリップルは数十円暴騰。そのまま午後1時過ぎと午後11時頃の2回500円に接近したものの、500円を超えることはできず9日未明は主に480円台で推移した。(注:チャートは米ドル表記です)

エヌビディア

終値の最高値を更新

エヌビディアは7月に世界初の時価総額4兆ドル企業となり、その後も勢いは衰えず上昇が続いている。7日を180.77ドルで終えた同社の株は、8日のNY株式市場では開始直後に一時マイナス圏に落ち込んだがその後プラスに転じ中盤以降は主に182ドル台で推移。この日は場中の高値更新はできなかったが、終値ベースでは最高値の182.70ドルで終了。時価総額は4兆4500億ドルだった。

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