来週は日米とユーロ圏が政策金利を発表する。
来週は日本、アメリカ、ユーロ圏の政策金利発表が予定されており、日本とユーロ圏は据え置き、米は利下げが予想されている。そのような状況だが24日夜に発表された米9月CPIは予想の前年同月比+3.1%に対し、発表はそれを下回る+3.0%だった。CPIが予想を下回ったことで今後の追加利下げ観測が高まりこの日のNY株式市場は堅調な展開に。ダウ工業平均は序盤から上昇して一時は上げ幅が500ドルを超えて、終値は472ドル高の47,207ドルで史上初めて終値ベースで47,000ドルを超えた。
来週月曜の展望
来週月曜は午後6時にドイツの10月IFO企業景況感指数が発表されます。
前日のNYダウは144ドル高で終了し、その流れからこの日の東京株式市場では日経225平均が454円高の49,095円と49,000円を回復してスタート。そのまま前場はほぼ49,000円台で推移した後、後場には一段高となり一時は49,400円を突破。午後1時過ぎからは49,200~400円の高値圏に留まり、終値は658円高の49,299円だった。夕方以降の先物も円安を受けて上昇し、一時は49,600円を超えて49,500円台で今週を終えた。
24日早朝には1ドル=152円50銭付近で推移していた米ドル/円だが、午前中に円安に動き正午過ぎには約2週間ぶりに153円をつけた。そのまま夜まで153円付近に留まり、午後9時半に発表された米9月CPIは予想を0.1ポイント下回る前年同月比+3.0%だった。この統計でFRBの追加利下げ観測が高まり、直後に50銭以上円高・米ドル安に。しかしすぐに発表前の水準近くまで戻り、25日未明には主に152円80銭付近で推移した。
9月から10月前半にかけて急上昇してきた金価格だが、10月後半に入って一旦上昇が止まり4,000ドル超の高値圏で上下している。24日朝方には4,130ドル付近だったNY金は、日中は利益確定売りなどが多く出て下落し夕方には4,050ドルをつけた。そして午後9時半に米9月CPIが発表され予想を下回ったことで、FRBによる追加利下げ観測が高まり金利を生まない資産である金の相対的価値が上昇。発表後に急騰して一時は24日朝方の水準を回復し、今週の終値は4,100ドルだった。
24日早朝にインテルが7~9月期決算を発表。売上高は前年同期比3%増の137億ドル、純損益は前期の赤字から今期は42億7000万ドルの黒字に転換していた。同社にとっては7四半期ぶりの黒字となった。約1年半におよぶ赤字決算から抜け出したことを投資家が好感し、前日を38.16ドルで終えていた同社の株は、黒字決算を受けて序盤に一時7%以上上昇。しかしその後は上げ幅を縮小し、終値は0.3%高の38.28ドルだった。
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