本日米雇用統計発表

筆者 鳥羽賢 |

4日は米4月雇用統計が発表される。

 

3日のNY株式市場は乱高下

4日の午後9時半にアメリカの4月雇用統計が発表を予定されており、前月比19万2000人増と予想されている。雇用統計発表直前となった3日のNY株式市場は、米中間の貿易戦争懸念などからダウ工業平均が一時300ドル以上の下落。しかし中盤以降に切り返し最終的には5ドル高で終了する乱高下の1日だった。

 

 

日経225先物 - 一時22,100円台まで下げる

日本が休場していた3日だが、シカゴなど海外の日経225先物は取引が行なわれていた。朝方には22,300円台にあった価格は、日本が休場しているため特に材料なく夜まで横ばい。そして夜にはNY株式市場が下落したため、日経225先物も一時22,100円台まで下落。しかし中盤以降にNYが切り返すと、日記225先物も同様に22,300円台までリバウンドした。

日経225平均15分足チャート

 

USD/JPY - リスク回避の円高進行

最近円安・米ドル高が続き前日には一時3ヶ月ぶりの110円をつけた米ドル/円だが、3日朝以降は反落。米中間の貿易戦争懸念が高まっていることからくるリスク回避姿勢や、米長期金利がこの日は2.95%を割り込んだことなどがその理由と見られる。朝方に109円台後半にあったレートは日中から夜にかけて下落し、夜には一時109円を割ったがその後多少反騰し4日朝には109円台前半で推移。

USDJPY15分足チャート

 

WTI原油 - 米原油在庫増もイラン懸念は消えず

前日に米エネルギー情報局から発表された今週の米原油在庫は、予想の前週比70万バレル増に対し発表は620万バレル増と大幅に予想を上回る増加幅だった。3日日中は67ドル台後半で推移していたNY原油は、この統計などから夜には一時67ドル台前半に下落。しかしアメリカがイランとの核合意を破棄するという懸念は消えず、4日未明には上昇に転じ朝までに68ドルを超えた。

oil15分足チャート

 

EUR/JPY - ユーロ圏CPIは低調

3日の午後6時にユーロ圏の4月CPIが発表され、予想の前年同月比+1.3%に対し発表は+1.2%と予想を下回った。午前から夕方まで131円台前半で推移していたユーロ/円 [i] は、この統計発表後ECBの引き締め観測が後退し下落。また夜以降はNY株式市場が貿易戦争懸念で下げたこともリスク回避の円買いの動きを広げ、4日未明に一時130円台前半まで下げたがその後は反騰した。

EURJPY15分足チャート

 

今日の展望

今日は午後9時半にアメリカの4月雇用統計が発表されます。

 

 

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筆者について
鳥羽賢

慶應義塾大学経済学部卒業。輸入業務に従事後、ライターとして2003年より主に経済分野を中心に執筆活動を行う。企業トップへインタビューした上での、ビジネス記事執筆経験多数。ポータルサイト『オールアバウト』では、「世界のニュース・トレンド」テーマなどで、数年間政治・経済ニュース記事を執筆。FXの専門誌『月刊FX攻略.com』でも各通貨ペアの特徴解説など、FX攻略記事を執筆した経験がある。主な著書に、『とにかくわかる! FX超入門者』(すばる舎)などがある。翻訳活動も行い、FX投資教材の翻訳を中心に、金融分野の翻訳実績も多数。自身でも投資を行い、FXのトレードも2006年以来7年以上にわたって継続している。