30日は米GDPなど重要な指標発表が多い。
30日午後5時にはドイツの第1四半期GDP、午後6時にはユーロ圏の第1四半期GDP、午後9時15分には米の4月ADP雇用統計、午後9時半には米の第1四半期GDP、そして午後11時には米の3月個人消費のPCEデフレーターと、欧米の重要な経済指標発表が多い。そのような状況だが29日夜に発表された米経済指標は予想を下回るものが多かったものの、NYダウは序盤から堅調な動きが続き300ドル高で終了した。
今日の展望
今日は午後9時15分にアメリカの4月ADP雇用統計が発表されます。午後9時半にアメリカの第1四半期GDPが発表されます。
日本が昭和の日で東証が休場していた29日だが、大阪や海外の日経225先物は取引が行われた。29日朝方には35,900円だった先物は日中には堅調な動きとなり、36,000円を突破して夕方頃には4月初頭の暴落以来最高値となる36,200円をつけた。しかしそこで上昇が止まりその後は夜から30日にかけて下げが続き、30日朝方には36,000円を割っている。
相互関税が90日停止とされたことで市場の動揺は収まったものの、貿易戦争による世界的な景気後退懸念と原油需要減退懸念はまだ残っている。29日朝方に62ドルだったNY原油は、需要減退懸念を受けて日中から夜にかけて一貫して緩やかに下落。下げは30日未明になっても続き60ドルに接近したが、そこで下げ止まり朝方にかけて横ばいが続いている。
米ドル/円は29日日中には円安・米ドル高に動き、朝方の1ドル=142円20銭から夕方には同70銭まで50銭ほど円安に動いた。だが午後9時半に米3月貿易収支が発表され、予想の1,450億ドルの赤字を上回る1,620億ドルの赤字だった。この統計を受けて米ドルが下落。さらにその後午後10時に発表された米2月ケース・シラー住宅価格指数も予想を下回ったことで、その後しばらくは軟調な動きが続き一時は141円台に。そこで下げ止まり、その後は30日朝方まで緩やかな反発が続いた。
天然ガスは29日日中は大きな動きがないまま100万BTU=3.3ドル台で横ばい。だが夕方すぎに今後は気温が低下との予報が流れ、天然ガス需要増大見通しが台頭。そのため天然ガス価格が10セントほど上昇して3.45ドルをつけたが、その後発表された米経済指標が予想を下回ったことなどから数時間後までに10セントほど下落し夕方頃の水準に戻った。
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