11
Sep

本日は米CPIの発表

user 著者 鳥羽賢

11日午後9時半に米8月消費者物価指数が発表される。

10日発表のPPIは予想を下回った

11日午後9時半にアメリカの8月消費者物価指数が発表され、前年同月比+2.9%と予想されている。それに先立って10日夜に発表された8月卸売物価指数は、予想の前年同月比+3.3%を大きく下回る+2.6%で来週のFOMCで0.5%の利下げが発表される見通しが台頭した。利下げ見通しは拡大したものの10日のNY株式市場にとっては買い材料にならず、ダウ工業平均は終日軟調な動きが続き220ドル安で終了した。

今日の展望

今日は午後8時にトルコの政策金利が発表されます。午後9時半にアメリカの8月消費者物価指数が発表されます。

日本225(円)

10日場中は高値更新なし

7日に石破総理が辞任を表明したことで、今週の東京株式市場は暴騰相場となり日経225平均は8・9日と連日史上最高値を更新した。そして10日は54円高の43,513円から始まり、場中も前場から後場にかけて上昇。終値は378円高の43,837円でこの日は高値更新はなかった。夕方以降の先物は場中終値付近で横ばいが続いたものの、11日の東証寄り後に急騰して今週3回目の最高値更新となった。なお現時点ではチャート上と実際の日経225平均との間に約200円のかい離がある。

米ドル/円

米PPIへの反応は限定的

米ドル/円は10日日中には大きな動きがなく、1ドル=147円30~40銭付近で横ばい。そして午後9時半に発表された米8月PPIは、すでに述べたように予想の前年同月比+3.3%を大きく下回る+2.6%だった。この統計発表を受け来週のFOMC後の0.5%利下げ発表予想も台頭して30銭程度円高に動いたが、大幅利下げの可能性は高くないためすぐに発表前の水準まで反発。11日未明も147円台前半でほぼ横ばいだった。

オラクル

決算発表後に36%大暴騰

オラクルが10日のNY株式市場開始前に6~8月期決算を発表し、売上高は前年同期比12%増の149億ドル、純利益は前年同期から変動なしの29億ドルだった。この数字だけ見ると特筆すべきものではないが、来期の業績見通しが良好だった。前日を241.51ドルで終えていた同社の株は、決算発表を受けて10日は序盤から大暴騰。一時は43%高の345.72ドルをつけ、終値は36%高の328.33ドルだった。

WTI原油

中東やロシア懸念で64ドル

産油国が10月にまた増産することを決定したことで、最近の原油価格は60ドル台の比較的低い水準で推移している。しかし今週になってイスラエルがカタールの首都・ドーハを空爆したことや、米がロシアに追加の制裁を課す可能性を示唆したことなどが新たな買い材料になった。10日日中は63ドル台前半であまり動かなかったNY原油だが、夜になって急騰して一時は64ドルをつけた。

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