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Jul

本日は米ADP雇用統計発表

user 著者 鳥羽賢

2日午後9時15分に米6月ADP雇用統計が発表される。

数字次第では米ドル安や株高も

2日午後9時15分に米6月ADP雇用統計の発表が予定されており、前月比9万5000人増と予想されている。この数字次第では最近下げが続く米ドルの一段安もあるし、また最近は堅調なNY株式市場が一段高になることもありえる。そのような状況だが1日夜に発表された米経済指標はまちまちだったものの、ダウ工業平均は400ドル高で終了して史上最高値に接近。一方先週金曜と週明け月曜に最高値を更新したS&P500指数とNASDAQ総合指数は小幅下落し、3営業日目の最高値更新はならなかった。

今日の展望

今日は午後9時15分にアメリカの6月ADP雇用統計が発表されます。

日本225(円)

40,000円を維持できず

先週後半から週明け30日にかけて大幅上昇して一時は40,800円をつけた日経225平均だが、30日夕方から1日未明にかけて先物が下落。そして1日の東京株式市場では147円安の40,340円で寄り付き、場中も前場から後場にかけて利益確定やトランプ関税を警戒した売りが継続。終値は501円安の39,986円で40,000円を維持できなかった。夕方以降の先物も円高やトランプ関税への警戒を受けて売りが多く入り、2日朝方までに39,500円付近まで下げてきた。

米ドル/円

一時142円台まで円高

先週発表された米第1四半期GDP確定値が予想を下回ったことや、トランプ大統領がFRBに利下げをするよう強く要求していることから最近の米ドルは軟調な展開が続いている。1日午前中は1ドル=143円台後半で安定していた米ドル/円は、午後以降円高・米ドル安に動き夕方頃には142円台後半に沈んだ。しかしその後は反発して2日未明には143円台後半をつけたが、米ドルの大幅上昇は難しいと見られている。

テスラ

トランプ大統領の発言で一時8%弱安

現在米議会で審議が進む大型減税法案に対し、テスラのイーロン・マスクCEOが最近また批判した。その発言に対しトランプ大統領が激怒し、1日にマスク氏が経営する企業を前提に「ロケットもEVも不要なので補助金がなくなれば彼(マスク氏)は南アフリカに帰るだろう」と発言。この発言によって補助金削減懸念が台頭したことで、前日を317.66ドルで終えていたテスラ株は1日序盤に一時8%近く安い293ドル台まで下落。その後は多少反発して300~305ドルのレンジで推移し、終値は5.3%安の300.71ドルだった。

エヌビディア

最高値更新が止まる

4月後半以降再度上昇が続いてきたエヌビディア株は、先週25日から今週明け30日まで4営業日連続で史上最高値を更新。時価総額も世界初の4兆ドルに近づいた。しかし1日になるとこれまでの上がり過ぎ感から利益確定売りが増え、NY株式市場前半には一時下げ幅が4%を超えた末に3%安の153.30ドルで終了した。

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