30
May

本日は米4月個人消費発表

user 著者 鳥羽賢

30日午後9時半に米4月個人消費が発表される。

朝方には日本の各指標が発表される

30日午後9時半に米4月個人消費の発表が予定されており、前年同月比+2.2%と予想されている。それに先立ち30日朝には日本の重要指標がいくつか発表された。4月失業率は予想通りの3.5%、4月有効求人倍率は予想通りの1.26、そして東京都の5月CPIは生鮮食料品を除いた数字で予想より0.1ポイント高い前年同月比+3.6%だった。そのような状況だが29日のNYダウは中盤に一時急落したもののその後切り返し、終値は117ドル高だった。

今日の展望

今日は午後9時半にアメリカの4月個人消費のPCEデフレーターが発表されます。

日本225(円)

関税停止で上昇

日本時間の29日朝に、米で裁判所がトランプ関税の大半を停止と命じた。これが懸念後退につながり東京株式市場開始前に先物が数百円急騰。この流れから日経225平均は324円高の38,046円で寄り付き、場中も前場から後場にかけて上昇が続き終値は710円高の38,432円だった。しかしその後は為替市場で円高が進行し、夕方以降の先物は下げが続いて38,000円を割った。

米ドル/円

朝方に円安後下げる

すでに述べたように29日朝方には米裁判所がトランプ関税の大半の停止を命じたことで、リスクが後退して円が1ドル=146円まで急落した。その後午後3時頃までは146円付近に留まっていたものの、米長期金利が低下に向かったことなどを材料に午後3時以降は円高が進行。夜になると米第1四半期GDP改定値が発表され予想より小さいマイナス幅だったが、同時に発表された第1四半期の個人消費が予想より0.5ポイントも悪かったことでその後も円高・米ドル安が続いた。

WTI原油

63ドルまで上昇後下げる

米裁判所が29日朝方にトランプ関税の大半を停止と命じたことで、景気と原油需要に対する楽観的な見方が広がり29日午前の原油価格は上昇。だが午後4時頃からは利益確定売りが増え、夕方から夜にかけて下げが続いた。そして30日午前1時には米週間原油在庫が発表され、予想の前週比40万バレル減に対し発表は280万バレル減と予想を上回る減少幅だった。この統計で下げの勢いは止まり、30日未明は60ドル台で緩やかな下げになった。

エヌビディア

決算好感し3%高

エヌビディアが29日朝方に2~4月期決算を発表し、売上高は前年同期比69%増の440億ドル、純利益は同26%増の187億7000万ドルだった。増収増益で売上高は過去最高の決算を市場は好感。前日を134.81ドルで終えていた同社の株は、この日のNY株式市場序盤には6%超上昇して143ドルを超えた。その後は中盤から終盤にかけて緩やかに下げ、終値は3.2%高の139.19ドルだった。

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