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Nov

本日は米雇用統計発表

user 著者 鳥羽賢

1日午後9時半に米10月雇用統計が発表される。

31日のNY株式市場は下げる

1日午後9時半に米10月雇用統計の発表が予定されており、前月比11万3000人増と予想されている。一方31日夜には米9月個人消費のPCEデフレーターが発表され、予想通りの前年同月比+2.1%だった。しかしこの日の朝に発表されたメタとマイクロソフトの決算は良好だったものの来期の見通しに不安が残る材料で、これら2銘柄は発表後31日のNY株式市場で下落。両社の下げにけん引されNY市場全体も序盤から軟調な展開が続き、ダウ工業平均の終値は378ドル安だった。

今日の展望

今日は午後9時にアメリカの10月雇用統計が発表されます。

日本225(円)

先物が大幅安

前日のNYダウは91ドルの小幅安で終了し、その流れから東京市場では日経225平均が98円安の39,179円で寄り付き。前場は日銀の政策金利発表待ちで大きな動きがなく、昼休み中には日銀が金利据え置きを発表。後場は数百円下げたがその後切り返し、終値は196円安の39,081円だった。しかし場中終了後の植田総裁の会見で追加利上げが示唆されたため、その後は円高の進行とともに先物が下落。1日朝方までに場中終値から700~800円安となった。

米ドル/円

植田総裁発言で円高

日銀政策金利発表前となった31日午前中の米ドル/円は1ドル=153円台前半で小動き。そして正午頃に予想通り政策金利据え置きが発表され、発表後はやや円高が進行。午後3時半から植田総裁の会見が行われたが、そこで今後の追加利上げを示唆する発言があった。総裁の追加利上げ示唆発言によって1円近く円高が進行。その後夕方から夜にかけて一旦反発したものの、夜以降はNY株安とともに再度円高に動き一時は151円台をつけた。

ビットコイン

米大統領選懸念で下げる

30日未明についに史上最高値を更新したビットコインは、その後もしばらく高値に留まり31日日中は主に1,110万円付近で推移。しかし夜になると、米大統領選で仮想通貨に好意的なトランプ氏の勝利見通しがやや低下との情報が流れた。この情報を受けて利益確定売りなどが増え、夜から1日未明にかけて大幅下落。1日午前中には一時1,050万円をつけた。(注:チャートは米ドル表記です)

マイクロソフト

決算増収増益も6%安

日本時間の31日早朝にマイクロソフトが7~9月期決算を発表。売上高は前年同期比16%増の656億ドル、純利益は同11%増の247億ドルで、どちらも過去最高を更新した。増収増益の決算にも関わらず、来期以降の見通しが不透明で投資家の間に懸念が台頭。前日を432.53ドルで終えていた同社の株は、31日のNY株式市場では序盤から大幅下落し終値は6%安の406.35ドルだった。

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