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Dec

本日は米個人消費発表

user 著者 鳥羽賢

5日夜に米9月個人消費のPCEデフレーターが発表される。

4日のNYダウはほぼ動かず

米政府機関閉鎖のために大幅に遅れていた米9月個人消費支出のPCEデフレーター発表が5日午後12時に予定されており、今回は前年同月比+2.8%と予想されている。そのような状況だが4日夜に発表された米新規失業保険申請件数は予想の22万件を下回る19万1000件だったものの、この日のNY株式市場にとって大きな材料にならず。ダウ工業平均は前日終値付近で小幅な上下が続き、31ドル安で終了した。

今日の展望

今日は午後12時にアメリカの9月個人消費支出が発表されます。

日本225(円)

大幅高で51,000円回復

高市政権になってから東京株式市場はボラティリティの高い相場が続いており、この日は主に半導体銘柄が買われて暴騰相場となった。前日のNYダウは408ドル高で終了し、日経225平均は78円高の49,942円で寄り付き。直後に上昇して50,000円を回復した後、ソフトバンクグループの上昇などにけん引されてその後も前場から後場を通して急上昇。終値は1,146円高の51,028円と3週間ぶりに51,000円を回復した。

米ドル/円

約3週間ぶりの円高

日銀が12月19日の会合後に利上げを発表するとの観測が高まり、かつ米で次期FRB議長候補として利下げ派のハセット氏が紹介されたことで円高・米ドル安に動きやすい地合となっている。4日早朝には1ドル=155円20銭だった米ドル/円レートは、午前中には小幅上昇して155円50銭をつけた。しかし午後から夕方過ぎにかけて大きく円高に動き、午後9時頃には一時3週間ぶりの円高となる154円50銭台をつけた。

天然ガス

続伸して5.1ドル

今冬に気温が低下して暖房需要が増大するとの観測から最近の天然ガスは上昇が続いており、前日には2022年暮れ以来3年ぶりに大台の5ドルをつけた。そして4日日中は5ドル付近で横ばいが続いた後、夜には一旦4.8ドル台まで下落。その後発表された米週間天然ガス在庫は、予想の前週比180億立方フィート減に対し発表は120億立方フィート減と予想より減少幅が小さかった。この統計にも関わらず買い圧力は強く、その後急上昇して5日未明には5.1ドルをつけた。

メタ

メタバース予算縮小を好感

Facebook運営のメタは、2020年頃から次世代の基幹事業としてメタバースの多額を投資してきたが現時点になっても黒字化に至っていない。そのような状況のため4日になって、同社がメタバース関連事業の予算を30%縮小するとの報道が流れた。前日を639.60ドルで終えていた同社の株は、この材料を好感して5日のNY株式市場では序盤から上昇。一時は676ドルをつけて上げ幅が5%を超え、3.4%高の661.53ドルで終了した。

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