LINE
11
Aug

本日は日本の市場が休場

user 著者 鳥羽賢

11日は山の日のため日本の株式・先物市場が休場する。

10日夜には米CPIを受け金融市場が変動

11日は日本が山の日になり、株式・先物市場は休場する。一方10日夜には米7月CPIが発表され、予想の前年同月比+8.7%に対し発表は+8.5%と前月の+9.1%よりかなり低い数字だった。この統計によって米インフレのピークアウト感が高まり、今後の利上げ減速見通しが浮上し発表後は米ドルが大幅下落するなど金融市場が大きく変動。利上げ減速見通しからNY株式市場は堅調な展開となり、ダウ工業平均は535ドル高で終了した。

今日の展望

今日は午後9時半にアメリカの7月卸売物価指数が発表されます。

日本225(円)

先物上昇し28,000円

前日のNYダウはあまり動きがなく、58ドルの小幅安で終了。その流れから10日の日経225平均は44円安の27,955円からスタートした。寄り付き直後にまとまった売りが入り27,700円台まで下落したが、その後は前場から後場にかけて主に27,700円台で推移。終値は180円安の27,810円だった。そして午後9時半に米CPIが発表されると、米利上げの減速見通しから先物が急騰して28,000円を超えた。

米ドル/円

CPI発表後に3円円高に

米CPI発表前となった10日日中は米ドル/円にもあまり動きがなく、135円台前半でほぼ横ばい。そして午後9時半に予想より低い数字が発表されると、直後に2円急落した。その後も円高・米ドル安は続き一時は発表前より3円円高の132円をつけた。しかしシカゴ連銀のエバンス総裁が今後も利上げを継続すると発言したため、そこで下げ止まり11日未明には緩やかな円安が続いた。

WTI原油

一旦下げ後大幅上昇

10日朝方には90ドル台だったNY原油は、日中は緩やかな下げが継続。そして午後9時半の米CPI発表後は1~2ドル上昇した。しかしその後は通過料未払いのため停止していたウクライナ国内の石油パイプラインが再開されるとの報道から、3ドルほど下落し一時87ドル台に。さらに午後11時半には米原油在庫が発表され予想の前週比20万バレル増に対し発表は550万バレル増だったものの、ガソリン在庫の方は予想を大きく上回る前週比500万バレル減だった。この統計を受けて原油価格は92ドルまで大幅上昇した。

ビットコイン

米CPIの影響は仮想通貨にも

ビットコインは10日朝方にやや大きな下げがあり一旦310万円を割ったが、日中から夕方にかけて緩やかに上昇して米CPI発表前までに310万円を回復した。そして発表後はリスク選好の流れが仮想通貨市場にも波及し、ビットコインは10万円ほど急騰。またイーサリアム、バイナンスコイン、リップルなど他の主要仮想通貨も同様に上昇した。(注:チャートは米ドル表記です)

この書類に含まれる素材はiFOREXではなく、独立した第3機関により作成されたもので、いかなる場合においても、直接的・間接的、明示的・暗示的にかかわらず、投資に対する助言や、金融商品に関する投資戦略の推奨、提案として解釈すべきものではありません。この書類に含まれる過去の実績や、それに基づくシミュレーションは将来の成果を保障するものではありません。
すべての免責事項はこちらをクリックしてご確認ください。

世界の取引チャンスを活かしましょう