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28
Jan

日銀発表は特にサプライズなし

user 著者 鳥羽賢

16日の日銀発表は特にサプライズがなかった。

政策金利発表ラッシュの週が終了

16日に日銀が2日間の金融政策決定会合を終え、金融政策を発表。政策金利・量的緩和ともに変更なしでサプライズはなかった。これで先週の政策金利発表ラッシュが終わったことになり、アメリカが0.25%の利上げをした以外は全て据え置きで目立ったサプライズはなし。あえて言えば、英中銀の会合で利上げを主張した委員が増えていたことがややサプライズだった。

今日の展望

今日の午前10時以降は特に重要な指標の発表予定はありません。

日本225(円)

一瞬だけ20,000円を突破

前日のNY株式市場が上昇したことから、16日の国内株式市場は朝から堅調。日経225平均は100円高の19,931円で寄り付いてスタートした。前場は比較的動きが少なかったものの、昼休み中に日銀が金融政策を発表した直後の後場開始時に20,000円を回復。ただその水準を維持はできず、後場にはまた下落して終値は112円高の19,943円だった。夕方以降の先物の時間は、17日朝まで19,900円前後で小動き。

米ドル/円

米住宅指標が低調で米ドル売り

16日朝には111円付近にあった米ドル/円は、この日の日中から夜にかけて緩やかに上昇し夜には111円台前半に。そして夜9時半には5月住宅着工件数などアメリカの住宅関連指標が発表され、予想を下回る数字だった。住宅指標が低調だったことから発表後は米ドル売りが膨らみ、110円台後半まで下落。その水準のまま先週を終えた。

WTI原油

売られ過ぎ感からリバウンド

米原油在庫が大きく増加していたために先週水~木曜に大幅下落したNY原油だが、16日になると売られ過ぎ感からリバウンド。16日朝には44ドル台前半にあった価格が、夜には44ドル台後半まで上昇した。なおこの日発表された米国内の石油掘削リグ稼働数は前週比6基増の747基で22週連続増加となったが、原油価格を押し下げることはなかった。

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